Entries by yokichi

お茶の出ないお茶会 雑感

photo by Niels Linneberg 先日行った、お茶の出ないお茶会の感想です。 2006年に日本を離れてちょうど5年ほど経ちました。 日本に帰ると実家の近所の様子が変わっていたり、新しい地下鉄の駅があったりして、驚くことが多いです。なんだかすっかり日本との距離ができてしまった気がして、さびしい気分になりますし、「もう日本の皆さんには忘れられちゃったんじゃないか」と思ってしまいます。 そんな中、日本に待っていてくれる人が1人でもいるというのは、とても幸せな事です。というか、講演もあわせると、500名ほどの方に会いたいというご連絡を頂きました(抽選だったので、実際には半分もお会いできませんでしたが・・・)。ちょっと、「今夜だれかご飯たべますか」と声をかけると30人ぐらいがあっという間に申し込んでくれたり、突然の召集に、抽選が当たるかもわからないまま、単に「お茶する」ために北海道から飛行機に乗って来てくれたり。 それと同時に、一人で家路につくとき、みなさんに来て良かったと思って頂けたのか、いつも心配です。わざわざ会いに来て頂いたのに、人数も多くて直接話せるのは良くて数分。がっかりした人も多いのではないかと思い、なんだか申し訳ない気もしています。 ただ、僕はさておき、参加者の多様性が半端ではなく、そのへんの異業種交流会よりもはるかに多様で、ユニークな人ばかり。前向きで、未来にあふれていて・・・。だから、もし僕がつまんなかったとしても、他の参加者の皆さん同士でのつながりを大切にしてもらえればと思います(笑)。 少なくとも僕は、笑顔でアツく夢を語る皆さんや、将来性にあふれる大学生・社会人の皆さんのすごいエネルギーを貰って、元気になって帰っています。 日本にいない僕が、こうしてみなさんに集まってもらえることが、僕にとってどれだけ支えになっているか、みなさんには知る由もないでしょう。でも、僕はこうしてみなさんに支えられて立っているのだな~と実感しています。とっても特別なこと。これだけで、大変なことがあっても勇気がわいてきて乗り越えられそうだ! そんなわけで、みなさん、ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。

お茶の出ないお茶会 2011 開催しました!

今更の更新となりますが、7月の日本出張時、お茶の出ないお茶会 2011(僕が世界のどこかに出かけた時やってる、単なるオフ会)を行いました!今回の運営ボランティアは、佐藤あかねちゃん、北川くん、渡慶次(とけし)くん。どうもありがとう! 今年は、募集から締め切りがかなり短期間でしたが、講演とお茶会6回で200名以上の皆様にお会いさせて頂きました。できるだけ多くの人にお会いできるようとしましたが、あまりに申し込みが多くて、どうしても時間や会場の制約上抽選となってしまいまい、お会いできなかった方のほうが多く、申し訳ない限りです。 とまあそんなわけで、とっても楽しいお茶会でした! 当日の様子は、Twitterで実況されたり、ブログで紹介されたりとしています(内容は重複) お茶の出ないお茶会2011 by @yokichiさん – togetter お茶の出たお茶会(ランチの部) – the EMInent journal 古賀さんのお茶の出ないお茶会に行ってきた! – Don’t be lame お茶の出ないお茶会2011 – 「てきとーでいいよ。適当で」 飲み会で個別に話した内容もアップされています。 アメリカでの起業に踏み切る前に知っておいて良かったこと – テクノロジーと広義のデザイン! まとめていただいた皆さん、ありがとうございました! 参考:昔のお茶会 お茶の出ないお茶会 2010年9月 (そのときのお話 by Togetter) お茶の出ないお茶会 2010年4月 (そのときのお話 by 石倉さん) *告知ページは非公開にしたので、そちらに頂いたコメントはこちらに移動してあります。

講演 『20代、自分らしい選択!』 動画アップしました

先日、日本に出張に行った際に講演を行いましたが、その際の動画がアップされたので置いておきます。 参加した皆さん、ありがとうございました。話は、自己紹介が終わって、留学のきっかけになった大学時代のパートから公開されています。 AXIOM CAREER FORUM 7/9 『20代、自分らしい選択!』~MBAグローバルキャリア世界を目指す人と企業について~ Globespan の古賀洋吉氏、Terra Motoersの徳重徹氏のお二人から20歳の方に熱いメッセージを語っていただきます。 第一部  基調講演  14:00~15:00 「20代、自分らしいキャリアの選択!」 古賀 洋吉 氏 ご 自身のご経歴から、MBA留学を目指したころから、ハーバードビジネススクールへの留学、そしてベンチャーキャピタリストとしてのキャリアの選択をどのよ うにしてこられたか、そして今、ボストンから日本を見て、何を感じ、考えているか、歯に衣をきせぬお話をしていただきます。 第二部  パネルディスカッション  15:00~15:45 古賀 洋吉 氏 + 徳重 徹 氏 + 渡邊 光章(モデレーター) MBAホルダーでもあり、グローバルにチャレンジされている、起業家精神旺盛なお二人に、MBAの価値や意味、リーダーシップ、ベンチャー企業の可能性、起業家の条件、20代の可能性、世界をめざす人と企業の条件などについて、掘り下げて伺います。 第三部  Q&Aセッション  15:45~16:30

A letter from Clayton Christensen

クリステンセン教授からの手紙 「人生のジレンマ」を乗り越えるために 日経ビジネスニューヨーク支局の水野様より、クレイトン・クリステンセン教授に「被災で苦しんでいる日本のためにメッセージを」というご依頼がありました。 先生は、執筆にあたり、日本の皆さんを元気付けられるように、そして傷つけないようにととても気を使っておりましたが、とても愛のあるメッセージとしてすばらしくまとまっています。 英語になりますが、ぜひ皆さんに「生の声」を見て頂きたいと重い、教授の許可を頂いて、英語の原文をこちらに公開させて頂きます。(日本語版は日経をどうぞ) 日本のために、本人も大変な状況の中で執筆してくださったクリステンセン教授、および、このような企画をして頂いた日経の水野様にお礼を申し上げます。 28 May 2011 I wish to express my sincerest condolences to the people of Japan who are suffering, physically, emotionally, or economically, as a consequence of the recent natural disasters and the ensuing problems with the Fukushima Daiichi nuclear plant.  While much of the world’s attention has moved to […]

明治大学での講義 / 国際キャリア特論

明治大学の国際キャリア特論で、「留学のすすめ」というテーマで講演します。テーマがこれなので、基本的に1年生が対象です。 時間: 5月17日(火)5限 午後4:20-5:50 場所: 和泉キャンパス第2校舎2番 (教室は変更になることがあります) ビデオ会議になります。アメリカでは午前3時なので、たぶん寝ながら話すと思います。 最近すっかり忙しくなって、ブログの更新ができておらずすみませぬ。来週(5/9の週)は、出張でMenlo Park / Palo Altoにおります。

無事に女の子が産まれました

3月8日午前3時22分、Mount Auburn Hospitalにて、女の子が無事に産まれました!International Women’s Day、とても天気が良い、ボストンにしては暖かい日でした。 こちらはみんな元気です。 アメリカでは普通分娩だと48時間以内に退院なので、いまから退院します。名前はまだ決まってない・・・うーむ、しばらく決まらないかも!? これから2週間ほど休んで子育てと家事に専念いたします! では、あたらしい家族ともども、古賀家をよろしくお願いいたします。 新米 二児の父

Hult International Business School (ハルト・インターナショナル・ビジネススクール)

ボストン見学シリーズ! Boston Redsox、Suffolk University (サフォーク大学) に続く第三弾。 今度はZipcarのオフィスから歩いてすぐのところにある、Hult International Business School (ハルト・インターナショナル・ビジネススクール) でございます。1年生のビジネススクールで、「2003年にスウェーデンの教育機関であるEF Education FirstがArthur D. Little School of Managementを買収し、創立者の名前を取って、Hult Internatinoal Business Schoolと改名し現在に至る。」(Wikipedia)とのこと。 最近はランキングもあがっており、調子がいい様子!ボストンにいいMBAがそろっているのはすばらしいことですな。 Hultは、ケンブリッジのボストン側の端、チャールズ側のすぐ側にある。 このでかい建物の1フロアをHultが使っているとのこと。 EFに吸収されているとはいえ、HULTのロゴも存在感をバッチリ主張しております。 入り口の前には庭が。池は凍っております。 入り口をはいったところのフロント(左)。 フロント(右)。 フロント(正面)。 さて、Hultのフロアに上がってみましょう! オレンジのエレベーターエリアを出て・・・ こちらがHultのロビー。 こちら教室。ちなみに授業は60人ぐらいの教室が2つあるとのこと。小規模のビジネススクールなのでこれで足りているらしい。教師はフルタイムは少なく、現役のコンサルタントなど実業をやりながら教えに来る人が多いようだ。 ちなみに全体で集まる時は、こちらの別フロアにあるEFの講堂を使うとのこと。うーむ合理的。 しかし、一コマ3時間らしい。4時過ぎに行ったのに授業中の人もいたし、勉強は大変そうだ。 教師用のコンソール。 では、学校の他のところも見てみよう!全てが1フロアにまとまっているので、なんだか会社みたいな雰囲気です。 こういうプロジェクトルームがいっぱいある。 掲示板。 コンピュータルーム。 メールボックスとロッカー。 学生課とかリクルーティングオフィスもこういうオフィス部屋みたいになってます。 見学の後は、カフェでお話しました。 全体的な感想は、「効率的」だということ。本当にワンフロアでビジネススクールって作れるんだと関心しました。でもパソコンがあれば勉強できるこのご時勢、壮大なキャンパスなんてなくても勉強できるし、図書館の本なんてなくてもオンラインでほとんど調べられるので、こういう効率的なのもすごくいい。立地もいいし、海外キャンパスもいっぱいあるし、いろんなものを効率的に活用しながら、上手にMBAを運営しているなーと思った。 というわけで、僕の突撃インタビューに対応して頂いたHultの日本人の皆様、お忙しいところ、ありがとうございました!

怒るなんてもったいない!

世の中には、感情で批判してくる人、前提を勘違いしたまま意味不明の反論する人、上から目線で「説明せよ」と言う人が多くいる。そういう人たちに攻撃され、怒って言い返している人や、人格否定に悩む人も多いみたい。 でもね、怒る価値のない相手に大切な精神力を消耗するのは、めちゃくちゃボランティア精神のある人がすることだと思うよ。一度しかない人生で、何の人間的な魅力も感じない人のために、限られた時間と多大な精神力をプレゼントするなんて、なんという気前の良さだろう。 僕は、「どっちにしろ大切な人にならない相手」に、「自分の正しさを証明」するために反論しながら生きていたいと思わない。人生がもったいないから。 「どっちにしろ大切な人にならない相手」に反応しても、実は何も生まれない いきなり上から目線で「説明せよ」なんて言って来る人が「大切な人」になる可能性はまずない。「なんでこの人、この態度で反応してもらえると思ってるのかな?」と不思議には思うけど、わざわざそういう人の勘違いを是正して成長させる意味を感じないんだよね。上から目線は成長の墓場。そもそも説明しても成長しないし、絶対感謝もされない。相手をしても、しなくても、何も生まれない。 みんなに「自分の正しさを証明」なんてできない そもそも、人は何らかのカテゴリー(日本人、男性、社会人とか)に属しており、「カテゴリーごと」憎んでいる人もいっぱいいるわけで、みんなにいい人とい思われる可能性なんてない。だから、自分を理解されなくて傷つくような小さなプライドは捨て、理解されなくても揺らがないハートを持っていたいと思う。 僕は、大切な精神力と時間を消耗して怒るのは、相手を大切に思っている時だと思うよ。