ボストンレッドソックス。メジャーリーグでも屈指の野球チームなわけだが、実は僕、野球あんまりみないわけで・・・。松坂選手がいることぐらいは知っているけれども。
その本拠地であるフェンウェイパーク。ふだんはこんなカンジ。
Photo by JARED VINCENT
あまり知らないといっても、時々仕事関係で野球を見に行くことがある。球場は2003年以降ずっと満席という記録を更新し続けており、いつもすごい活気だ。ホットドッグを食べ、野球帽の形のカップに入ったソフトクリームなどを食べながら、レッドソックスを応援するのはとても楽しい。大抵勝つし。
で、野球ぜんぜん見てない僕が、ボストンレッドソックスの日本人の方(広報の吉村さん)とランチをしに行ってきた。色々と野球業界やレッドソックスのチームや選手たちのよもやま話を聞きながら、僕とはぜんぜん違う仕事だな~と関心するばかりだった。野球にそんなに詳しくないのに色々裏話も聞いてしまった。ちなみに日本人でMLBで働いている人は、吉村さんと、松井選手担当の方の二人だけらしい。ちなみにイチロー選手は広報を通さず全部自分でやるツワモノなので、担当なしとのこと。さすがだ・・・。
で、ついでに、フェンウェイ案内して下さいとお願いしてみたところ、フロリダキャンプ準備でお忙しい中、快諾して頂きました~!
いきなり真っ白。
まあフェンウェイは天井が無いので当たり前といえば当たり前だけど。いつもの芝生はどこへ・・・。
ちなみに正面の骨組みのところにはでっかい電子掲示板(スコアボード)があったはずなのだが、来期から三菱製の巨大スクリーンに切り替わるらしい。ずっと昔ながらのスコアボードを使ってきたフェンウェイにとって、これは一大イベントらしい。というのもフェンウェイは来年100周年を迎えるアメリカ最古の球場で、「昔ながら感」を非常に重視している球場。これが新しいものを取り入れるというのはビッグイベントになるようだ。きっと一貫性を保つことが、ファンの期待に対する義務なのだろうね。
ちなみに、電子掲示板にしたときにどういう形で広告を表示するかは現在の契約では決まっていないらしいが、たとえばホームランが出たときなどにエキサイティングに見せることと広告主をハッピーにすることのバランスは難しいみたい。それだけ、球場にとって広告スペースというのは重要な収益源なんだね。
うーむ、雪が積もっていて座ることもできぬ。ある意味レアな写真。
ちなみにこんな個室を発見。
「ピーナッツアレルギーも大丈夫」という特別ブースらしい。野球場ではピーナッツが人気なので細かいかけらが風で飛んできたりするわけだが、ピーナッツアレルギーの人にとっては生死に関わる問題だったりするわけで、そういう人をここにつれてきたりする事もあるんだって。
こちらEMCフロア。EMCというのはボストンに本社があるコンピュータ・ストレージの世界大手だが、彼らがこのフロアを持っているとうわけではなく、広告目的でフロア名を売っているということらしい。何でも広告にするんだなあ。
EMCフロアからの眺め。きっとここに入るための入場料は高いんだろうなあ・・・。
さて、ここでレッドソックスのオフィスを拝見。
オフィス入り口。今はシーズンではないので閑散としております。
チケットオフィスからも中に入ることができる。もちろんふつうに入り口あるけど。
現場のオフィスはこんなカンジ。意外とフツーのオフィスだが、いたるところに記念の写真がおいてある。
たとえばこんな写真。どうやらレッドソックスの雑誌の表紙の歴史らしい。
おっ、2007年度版に松坂選手を発見。日本人としては嬉しいですなあ。
こんなトロフィーもおいてある。2003年と2007年のワールドシリーズ優勝のトロフィーらしい。きっと盗んだら怒られるに違いない・・・。
そうそう、こんな面白い写真があった。
これ。
これ何かって?
下のプレートに First Pitch Historic Match Up – April 11, 2007 と、書いてある。歴史的マッチアップの第一球。誰と、誰の?
そりゃ松坂選手とイチロー選手ですよ。
うーん・・・これは野球に詳しくない僕でもカッコイイと思ってしまいました。やっぱりカッコイイことは大事だ。
こういう皆さんが日本を代表して海外でがんばって、日本のよさを世界に広めている。僕もそういう存在にならないといけないな。
それにしても、やっぱりすごいなあ、メジャーリーグは。球団スタッフの皆さんも、選手の皆さんも、本当に忙しそうで、本当にがんばっている。選手にいたってはシーズンが始まるとほとんど週末も何もないのでお休みも取れないらしく、本当に忙しそう。松坂選手も日本食を食べたいだろうけど、この狭いボストンの世間でもあまりレストランで会ったという話は聞かない。それは外に出ないからというよりも、本当に忙しいからみたい。ハーバードの同級生が、奥さんとはお会いしていたけど、僕も個人的には松坂選手と会ったことないし。本当に大変な仕事だなあ。
しかし、スポーツビジネスって面白いね。夢がある。凄まじいファンの熱気に包まれた中で仕事をするのってすごくやる気でそう。
僕も、人に夢を売るような仕事ができるようになりたい。
吉村さん、ありがとうございました。一緒にボストンを日本で有名にしていきましょう!