Entries by yokichi

Drivemode インターン募集

Drivemode日本支社にて、Androidが書けるエンジニアのインターンを募集したいと思います!スターぞろいのDrivemodeエンジニア集団と共にがんばってくれるみなさん!ぜひご連絡ください! 条件: Androidアプリを自分で作ってリリースしてみた経験がある人。 週に10時間以上働ける方。 Githubで見せてもらえるコードがあると嬉しい。 日本語か英語どちらか必須。両方だとプラス。 時給:1500円~ 期間:応相談 勤務地:〒150-0001 東京都渋谷区 神宮前3-1-14 LEREVE 1F   応募はこちらから!

一時帰国中。ちなみに40歳になりました。

ご無沙汰しています。 現在、ちょっと日本にきています。23日まで日本です。 会社のほうはというと、 イーロン・マスクが認めた!Co-founderのHKがドーンと日経ビジネスに特集され、 今年入社したエンジニアのKAKKAこと平田がBtrax Japan Nightという英語でのピッチコンテスト予選を全体一位で通過し、 夏に入社した笠原君はアメリカ本場のハロウィンで活躍し、 僕は男らしく肉をくっています。 さて今回は、母校明治大学で開催されるGo Global Japan Expo 2015のメインイベントゲストとして、芥川賞作家の羽田さん・国際弁護士の佐藤さんと共に日本の若者と語ったら飛行機代出してくれるらしいのでやってきました。主催者の皆様からは、「公序良俗に反する事は言わないように」と言われていますので、その一点のみに全力を尽くしたいとおもいます。 良い子のみんな!明治大学で僕と握手!というかこのメンバーでコーディネートする蟹瀬教授が不憫でなりませんね。 昨日は新橋で焼き鳥をおごってもらいました。日本の焼き鳥は最高でした。いままでシリコンバレーで焼き鳥だと思っていたものはこれからヤキトリと表記しようかと思います。30代を日本で過ごしていない僕からすると、新橋でおやじっぽいことをするというのは夢だったので、これで僕も正式に日本のおやじの仲間入りだということで非常にうれしく思います。 そういえば40歳になりました。奥さんが誕生日プレゼントに靴を買ってくれました。   40代の第一歩を、奥さんにもらった靴といっしょに踏み出したいと思います。 40歳になってわかった唯一の事は、年なんていくらとっても人間は大して変わらないということです。いくらたっても年齢が増えた実感がしません。 不惑の40代とか意味わかりません。これからもがんばって路頭に迷い続けていきますので、これからもよろしくお願いいたします。   ちなみに、Twitterで誕生日を報告したのですが、わざわざ「お誕生日おめでとうございます」とみなさんに書いて頂くのも申し訳ないので、最近Twitterに実装された投票機能を使って、気軽に僕に「お誕生日おめでとう!」と言えるようにしてみました。気が利くね! 結果は以下の通りです。 400人以上も投票しているのに30%に祝ってもらえないという結果になりましたが、残り70%の皆様におかれましては今後ともよろしくお願いいたします。

Drivemodeリニューアル!

やーやーみなさんこんにちは。久々の更新です! いやー、僕は一つの事に熱中してしまうと他の事が全く見えなくなるという悪い癖があるのですが、完全にプロダクトデザインに没頭してしまって、世界のすべてから遠のいていました。昔から絵を描くのが好きなんだけど、プロダクトデザインもほとんどお絵かきみたいなもので、すっかり夢中になってしまいました。勢い余ってブログのデザインもアプリに合わせてみたりして(笑) とゆーわけで、あまりに久々なので一体お前は何のベンチャーやってたんだっけ?って感じになりそうなのですが、「今のクルマの中のダサいテクノロジーをスマートフォンのテクノロジーを使って、もっと自由でかっこよくしたい」という事でいろいろやってます。 特に日本の外では車のテクノロジーって信じられないぐらいしょぼいわけですよ。いや、TeslaとかかっこいいしiPhoneやAndroidが車内で使えるという技術が発表されいるわけですが、現実としては発表されてから何年もたつのにまだ世界の0.001%ぐらいにしか関係ない。僕もそういう高級車はひょっとしたら一生関係ないかもしれない。一方で、スマートフォンがカーナビをすごい勢いで置き換えていて、これを使えばいろいろとすごいことが出来る。しかし、もっと自由に、ソフトウェアやハードウェアなどのテクノロジーを融合させるためには安全でフレキシブルな土台が必要で、まずはインターフェースを抑える必要があると思っています。 ということで、僕たちはまずはAndroidベースのアプリを作っています。こちら紹介ビデオ。他のアプリの上で動く特殊なアプリです。まだ英語版しかないのですが、日本でもダウンロードできるようにしてみました。たぶんここからダウンロードできるはず・・・。フィードバックあったらよろしくお願いします。 ↑最近リニューアルしたバージョンのビデオ。 もちろんインターフェースアプリそのものはまず第一歩目で、目標はもっと遠くにあるので、他にも色々面白い取り組みをしています。例えば先日、HONDA SILICON VALLEYさんと一緒に、Drivemodeのコンセプトカーを発表しました。Nexus 6を車につなぐと、ハンドルからいろいろなアプリを操作でき、バックカメラなどもすべてスマートフォンに融合させるというものです。デモに来た人は、「これだったらスマートフォンだけでいいじゃん!」ということで大好評。二日間のデモは列が途切れることがなく、その後テレビ等でもいろいろ紹介して頂きました!あー楽しかった。ご協力頂いたHONDAさん、Panasonicさんのおかげです。 ↑Drivemode向けに改造した車。「Smartphone as brain」デモです。   もちろん車そのものを改造するだけでなく、既存の車をアップグレードできるようにするハードウェアも色々検討したいと思っています。「こんなのつなげたい!」というのがあったらぜひ教えてくださいね。   いろいろとメディアにも取り上げて頂いています。CNET、TechCrunch、日経新聞、日経Automotive、日経ビジネス、AERA、日経ビジネスオンライン、エンジニアTypeなどなど。みなさんに応援して頂いて、本当にありがたい限りです。   チームも拡大中!アメリカのほうは元ZenPayroll/ZenefitsのLead DesignerのJohnny、マーケティングインターン(Kellogg MBA)のMelissa、日本のほうは今年に入ってからKAKKAと笠原が加わり、にぎやかにやっています!   まだまだですが、これからもよろしくお願いします!

想像力

想像力が欲しいといつも思っている、という話。   先日、全盲なら電車に乗るなよ、とか、ベビーカーで電車に乗られても日本男子は助けないとかいう話が議論になっているのを見た。この手の「少数派が迷惑をかけている」っていうテーマって、いろいろあるよね。全盲や子連れの母親の話以外にも、車いすの人とか鬱病とかゲイとか外国人とかアレルギーとかの話も、みんな同じ。多数派が、「お前たち少数派は勝手だ!迷惑をかけるな!」っていう。少数派が、「そんな事を言う連中はひどい人間だ!」という。双方が正義を主張し相手の人格を頭ごなしに否定するんだけど、最終的には議論が噛み合わず憎しみ合って終わるパターンのやつ。 僕はこういった問題は想像力の問題だと思うんです。   誰しも自分の想像できる範囲でしか判断できない。だから、自分が想像できないことをされると、「相手が非常識だからだ」としか説明することができない。それはもうしょうがない事じゃないかと思う。 想像力というのは、力です。だから鍛えなければ得られないし、人によって実力が違う。その実力が想像できる世界・視野の広さを規定している。実力の及ばない、想像できない世界の存在など見えもしない。そこの世界に住む人の気持ちなんて当然わからない。そんなもんでしょう。 多くの人は、全盲の人がなぜ電車に乗らねばならないのかも、ベビーカーの人がなぜいつも子供をだっこできないのかも、なぜ満員電車を常に避けることができないのかもわからない。車いすに乗っていない人にとって段差など何の意味もない。鬱病になったことのない人に正論でがんばれという事の残酷さはわからない。ゲイじゃない人にそもそもなんでゲイが同姓を愛してしまうのかもわからない。わからないことを自分の常識で分析すると非常識だと思ってしまうのは、善悪の問題ではなく、どうにもならない実力の問題だと思う。 誰しも限界があるし、なったことがない障害をもった人の世界にまで想像力はなかなか広がっていかないよね。僕は全盲の人に「こちらです」とつい言ってしまったりして恥ずかしい思いをしたこともあるけど、それが僕の実力だったんだろうね。そんな感じで、多数派の人の一定割合の人が「全盲なら乗るなよ」とか「ベビーカーなら乗るなよ」とつい言ってしまうのもよくわかるし、少数派の人の一定割合が人権侵害の悪だと怒るのもよくわかる。みんながみんな想像力があるわけじゃないし、想像力がないと相手が悪である以外の解釈ができないのは仕方が無いと思うし、人格否定で解決しちゃいたくなるよねえ。(もちろん、社会的に弱い立場にいる人を強い人が叩くのは良くないとは思いますけどね。ただ、想像力がない人がちょっと騒いだところで社会に大きな影響はないんじゃないのかな。力なくして影響力なし。) ただ、僕の場合は、想像力がもっと欲しいなあ。相手の世界から何が見えているのか・見えていないのかを理解する想像力がもっと欲しい。単純に、多様な価値観を持つことが出来るようになればもっと楽しく生きられると思うんだよね。世界は広くて、いろんな人がいて、いろんな常識、文化、宗教、いろんな価値観があって、それぞれにいい部分があって、自分に合う価値観を広げていけたらとても楽しく生きられる気がしている。僕は昔から、できるだけいろんな国の人や、常識が合わないような人と接するのが楽しかったので、いつも多様性がある場所に身をおくようにしていた。僕の常識が通じない人たち話していると、とても発見が多くて、「ああ、この考え方はすごい!僕もそう考えよう!」とか思うこともあるし、自分自身の常識についてより客観的に見えるようになったことで、自分のことをもっと理解できることも多かった。もうその学びが楽しくて仕方ないというか。 だって、自分の常識で正義を振りかざしはじめた時点で、もうその人の世界はそこから広がらないし、新しい世界が見えることもないし、想像力の成長もないし、そのまま狭い世界で死んでくだけ。こんなにもったいない事あるかね。全盲の人には全盲の人にしか見えない事がたくさんあるに決まっているし、ベビーカーを押す親にはベビーカーを押す親にしか感じられない世界があるに決まっていると思っているし、わからない世界にはなんかこう言葉にできない尊敬がある。もちろん僕の想像力なんて大した範囲には及ばないけど、それでももっといろんな世界が見えるようになりたいと思ってます、いつになっても。  そのほうが楽しいと思うよ。  

(講演) ルクセンブルグのInternet Daysイベント by 横幕圭真

先日、Android Application Awardで優勝をさせていただいたところ、ルクセンブルグで開催される Internet Daysというイベントにご招待いただきました。優勝の副賞といたしまして、ルクセンブルグの首相をはじめとする多くの要人の皆様の中でプレゼンテーション・ネットワーキングをさせて頂けるという非常に貴重な機会を賜りました。 そこで誰が出るか?という話になるわけですが、そこでCEOの僕が出るとかいう大人の対応はもうベンチャー野郎の生き様としてはありえないわけですよね。先方から首相レベルが出てくる以上はこちらは一番若い奴を出す!!!というのはもうベンチャー経営者としての義務というかそれ以外の選択肢を取れば僕は社長失格であると思うわけです。ただ唯一の懸念は、横幕圭真はかなり出来る男なのでちゃんとプレゼンを成功させた挙句、提携の話とか取り付けてくるという、マジ出張につなげてくる可能性もあり、そうすると会社としては嬉しいのですが笑いにはつながらないというリスクはあると思っています。 というわけで、米国本社の上田が日本講演、日本支社の横幕がルクセンブルグ講演という謎の玉突き事故となっておりますが、それぞれクオリティは高いと思うので世界の皆様お楽しみください。 左上がルクセンブルグ首相、右下で不敵に笑うのが横幕圭真    

(講演) 米テスラモーターズ/ドライブモード 上田北斗 ~世界にインパクトを与えるモノづくりとは

【応募終了しました】 Drivemodeのco-founderである上田が日本で講演するのでコピペしておきます。ハーバードMBAを卒業してから、Teslaにとっての最重要プロジェクトに常に投入されてきた若きイケメン格闘家。Drivemodeの戦略や提携を担当してます。 【スピーカー情報】 上田 北斗氏 / Hokuto (HK) Ueda – Tesla Motors Los Angeles生まれ。2011年にテスラ・モーターズ入社後、Model SのLaunch ManagerとFremont工場の立ち上げを担当。 2014年初頭には、Co-founderとしてDrivemode, Inc.を設立。University of Washington 機械工学、Harvard Business School MBA卒。

Drivemodeが日経 ITPro Android Application Award 2014 大賞に選出されました

Drivemodeで先日採用したスーパースター2人が、Android Application Awardに勝手に応募して勝手に決勝にあがって、勝手に優勝して大賞をゲットしたと聞いたので自慢しておきます。自慢するといっても僕は一切何もしておらず、Joaoが応募したいというので、僕は手伝わないので勝手にやればといったら、Joaoの見事なプレゼンで2014年の多数の応募の中から大賞に選んで頂いたらしく、賞金ももらってグラビアイドルと写真撮影してルクセンブルグ行きもゲットしてご機嫌になっていると聞いて、手伝っておけば自分の手柄にできたのにという後悔の念でいっぱいです。 グラビアアイドルの今野杏南ちゃんと共に幸せそうなJoaoと横幕君。奥さん・彼女に怒られてしまえばいい。 審査員の皆様、関連の皆様、応援していただいている皆様、どうもありがとうございました。他の優勝候補のプロダクトは本当にすばらしく、リリースすらしていないDrivemodeが勝つとは思わなかったと2人は言っています。運が良かったのもあるとは思いますが、日本のエンジニアが世界で活躍する場を作りたいというDrivemodeのビジョンと、世界で活躍しようとしている日本のエンジニアを支えたいという主催者の皆様のビジョンがたまたまフィットしたからこそこのようなもったいない賞を頂けたのだと思っています。「日本の技術を世界へ」というご期待にお応えできるように、僕たちはがんばります。   Thank you!   ※ ちなみに、Joaoのプレゼンがうまくいったのは、スティーブ・ジョブスの本「驚異のプレゼン」のおかげに違いありません。決勝プレゼン通知と共に送られてきたらしい  笑      

ハッカソンでフザケたアプリを作ってみた

シリコンバレーにいるのでハッカソンというものに出てみよう!ということで、面白半分にコネクテッドカーハッカソンに参加してきたのでご報告いたします。(ハッカソンというのは、一日など決められた期間内に、お題にそった問題解決の技術を提示するイベントである) コネクテッドカー関連はシリコンバレーでもホットなのでこういった車系のハッカソンがよくあるんだけど、なんか出たら勝てるんじゃない?ということでサンフランシスコまで行ってがんばってみました。   運転に関わる大きな悩みを解決する・・・それがお題である。   運転に関わる大きな問題とは何か?   運転中は、世界で何が起こっているのかわからないし、それがゆえに何も対策を打つことができない。   では運転中に起こりえる、最も重要な問題を解決するシステムを開発しようということになった。   だが待て!運転中に起こりえる最も重要な問題とは何か?   それ多くの人にとって、浮気がばれたかどうかに違いない!   そこで、われわれは、IMSORRYというシステムを開発した。IMmediate Significant Others Risk Reduction sYstem (恋愛・婚姻関係のある人物に関するリスクを即時削減するシステム)の略である。   われわれのデモでは、ビルさんというきっと大統領ぐらいにえらい人が、ヒラリーさんという奥様の関係をマネジメントするすばらしいテクノロジーを披露した。 シナリオとしては、ビルさんがGoogle Mapsをナビ代わりにして運転しながら浮気相手と思われる家に向かっている状態を想定。 そんな後ろめたい気持ちがあるビルさんは、スマートフォンからIMSORRYシステムを起動する。 IMSORRYはヒラリーさんのツイッターアカウントのセンチメント分析をリアルタイムで行う。ネガティブなツイートを発見すると、運転中にGoogle Maps上に危険を知らせるアラートを表示して注意を促す。さらに、自動的に「Oh I love my wife so much」という取ってつけたようなツイートをビルのツイッターアカウントに投稿する。 ヒラリーさんからネガティブなメールが直接送られてきたときはGoogle Mapsの行き先が強制的に近隣の花屋に変更する。 他にも色々やった気がするが忘れた。 というクソふざけたシステムを開発した。 発表して気づいたが、周りの皆さんはLeap Motionを使ってジェスチャーでリモートで窓を開けるとか、そういうガチなシステムを作っているではないか。 なんだこれは。アメリカ人たち、お前らマジメか!?何を実用性を重視しているんだ。僕たちだけ「おバカカテゴリーの人たち」みたいになって異常に浮いているじゃないか。 これはもうダメなやつじゃないのか。まわりのみんながものすごくマジメに開発をしている雰囲気の中で、実用性ゼロのものを優勝させるのって、審査員かなり勇気いるだろこれ。これはあかんやつや!!!   と思いましたが、結果は 準優勝 IBM コネクテッドカー部門賞 ContextIO 賞 Automatic  賞   ということで、なんかよくわかんないんですけど色々もらったので、その日の夜はみんなで賞金で焼肉にいきますた。 やっぱりスタートアップは肉だね、肉!わはははは!ああ、おもしろかった。  

Joao Orui と 横幕圭真を採用しました

Drivemodeは今日もがんばっています。 さて、遅れましたが、今日は採用のアップデートであります!   起業時のチームメンバーは、 古賀洋吉 (Globespan Capital, Zipcar, Harvard MBA) Designer & CEO HK Ueda (Tesla Motors, Harvard MBA)Business Development & Strategy Jeff Standard (スタートアップ色々, Kellogg MBA) Product Manager 中河宏文 (Mixi, Cerevo, Miracle Linux) Engineer でしたが、そこに Joao Orui (Mixi) Engineer 横幕圭真 (Mixi) Engineer を追加いたしました。そろそろMixi出入り禁止になる日が近いです。二人とも、すごい会社からオファーもらいまくりでしたがDrivemodeに来てくれました。 右から中河さん、Joao君、横幕君 Joao Oruiの紹介 NHKで日本がいかにクールかを説明するコメンテーターを英語でやっているブラジル人。 日本語も英語も完璧だし他にも色々話す万能グローバルマシーン。 エンジニアとしての腕×問題解決能力の高さ×視野の広さを持ち合わせたベンチャー向きのエンジニア。 弱みの塊みたいな人が多いDrivemodeチームにおいて、人間としての完成度が唯一高い。 横幕圭真の紹介 Javaプログラマー試験を高校生で最年少合格するとかいう時点でもう通常の人間ではない。 たぶん人生でタイピングして書いた文字のアウトプット量が、発声による文字のアウトプット量を超えている。 唖然とするコーディングの速さと新分野の学習能力。   早速アメリカに出張に来てもらいました。やっぱりシリコンバレーでは家を借りてガレージでミーティングするのが正しい。    

「どこどこにシリコンバレーを作る」というお話

「どこどこにシリコンバレーを作りたい」といった話は、10年前から今まで何度もいろんな国の人が言っていて、全部が失敗しているんだけど、それはどういうお話なのかという事を適当に書いてみます。データでバックアップとかは割愛します、すみません。 さて、まずシリコンバレーとは何かというと、もちろん地域の名前なんですけど、イマ風に言うならエコシステム(生態系)というか、起業やITにかかわる環境としての全体的なお話であって、ベンチャーキャピタル(VC)や起業家といった個別の話ではないわけです。一瞬で頭の中をまとめただけなので抜けまくりかもしれませんがざっくり書くと以下のような感じです。 —- 「どこどこにシリコンバレーを作る」といった話を聞くと、上記の図のどこの部分の話をしているのか?というのが大事です。なぜならシリコンバレーというのはアメリカスタイルのVCが増えましたとか政府が特区を作りましたとかそういった個別の話ではなく、全体の話です。 これはバスケでいうと二つ目のNBAを作る!みたいな話で視聴者がいっぱいいるならできるんでしょうけどそんなにいないと一極集中しちゃうという事だと思います。ここでいう視聴者は資本市場であり、その中身は年金基金とかであって、彼らみたいなニュートラルな投資家のみなさんがシリコンバレーのサイズを決めているわけです。で、世界の資本市場レベルでみるとシリコンバレーというのは半径車で30分のちっぽけなエリアにとどまっており、それ以上のサイズに広がるだけの需要は資本市場はいまのところはありません。というのも、結局資本市場が見ているのはIRR(投資収益率)であって、必要以上に投資したらリターンが下がるだけである中、VCというのは上位5%~10%を除くと対してリターンが出ていないという世界で、そもそも一極集中は避けられないほどの規模です。そういった中で、あえてシリコンバレーの二つ目を作るとしてそれは資本市場の誰が求めているからなのか?というのが最初の重要な問いになるでしょう。 ちなみに、この規模が小さいがゆえに自然に起こった局地的な集中は、別に戦略的に作られたわけではありません。ITで成功しまくった人たちが増えるにしたがって、だんだん環境がイノベーションを起こして生活するみなさんに最適化されてしまい、もはやIT関係者以外の人たちには住みにくくレベルで謎の生活環境ができあがりました。やはりポイントはこの「利害関係者の種類が少なくなりすぎて、勝手にいろいろな環境が最適化された」ということであり、アメリカ自身も二つ目のシリコンバレーを戦略的に作ることはできていないわけです。結局、上記の図にでてくる様々なプレイヤーのうち、個別のプレイヤーがどうであっても環境としては変化していないわけで、だからといってみんながみんな、いっせーのせ、で、「一緒にシリコンバレーを作りましょう!」というのは難しいから、まだできていないということなんでしょうね。 ただまあやるなら、そこの地域にいるIT関係者以外のすべてのみなさんが激怒するような環境であることが大事だと思います。それが最適化ということであり、それが集中するということだから。 ちなみにぼくは、日本でシリコンバレーを作るのは無駄だといっているわけではないし、経済政策上もイノベーションを促進するのはとても大事なことだと思います。単に、色々な経験から、シリコンバレーみたいな環境というのは戦略的に作るものではなくて、自然と、勝手にできる類のものだ、と言っているだけです。そしておそらく多くの「どこどこにシリコンバレーを作る」と話は、わかりやすい目標としてそういっているだけで僕のこのマジレスは本質的ではないんでしょう。単に、もっとイノベーションが起こりやすい環境を整えやすくしましょうと言っているだけだと思います。そういう意味では、日本において上記のプレイヤーを個別に見たときにイノベーションの環境は過去5年で少しずつ良くなってきていると思います! 政府:ポジティブ。さすがに大企業を守らないとか雇用を守らないみたいなやつは厳しいですが、それ以外はいろいろがんばっていると思います!(蛇足ですが、政府系ということで、産業革新機構がVCの民業圧迫という話をよく聞きますが、最近産業革新機構がVCに対して投資しているのは良いことである気がしています。そもそも日本では政府の公的年金がVCに投資しない、という問題があるので、それを補正する意味合いで良い役割を果たしているのではないですかね?) ベンチャーキャピタル: ポジティブ。まだまだ銀行の延長のところも多いですが全体としては層が厚くなってきました。最近はシードからシリーズAぐらいが強い投資家がいい感じだと思います。 起業家: ポジティブ。以前より優秀な人がベンチャーに行くことが多くなっている気がする。 その他のプレイヤー:個別に進んでいるところもあると思いますが全体としては現状維持っていう肌感覚であります。 というわけで、全体としてポジティブなので、日本のイノベーションの環境もこれからが楽しみであります。 以上、よく聞く話に対する僕の考えのまとめでありました。そしてこれを読んでいる方が「シリコンバレーを作る!」と言っていたらもちろんいちゃもんつけているわけじゃなくて、むしろ協力できることがあればさせて頂きたいと思っています! それではみなさんごきげんよう!