ハッカソンでフザケたアプリを作ってみた
シリコンバレーにいるのでハッカソンというものに出てみよう!ということで、面白半分にコネクテッドカーハッカソンに参加してきたのでご報告いたします。(ハッカソンというのは、一日など決められた期間内に、お題にそった問題解決の技術を提示するイベントである)
コネクテッドカー関連はシリコンバレーでもホットなのでこういった車系のハッカソンがよくあるんだけど、なんか出たら勝てるんじゃない?ということでサンフランシスコまで行ってがんばってみました。
運転に関わる大きな悩みを解決する・・・それがお題である。
運転に関わる大きな問題とは何か?
運転中は、世界で何が起こっているのかわからないし、それがゆえに何も対策を打つことができない。
では運転中に起こりえる、最も重要な問題を解決するシステムを開発しようということになった。
だが待て!運転中に起こりえる最も重要な問題とは何か?
それ多くの人にとって、浮気がばれたかどうかに違いない!
そこで、われわれは、IMSORRYというシステムを開発した。IMmediate Significant Others Risk Reduction sYstem (恋愛・婚姻関係のある人物に関するリスクを即時削減するシステム)の略である。
われわれのデモでは、ビルさんというきっと大統領ぐらいにえらい人が、ヒラリーさんという奥様の関係をマネジメントするすばらしいテクノロジーを披露した。
- シナリオとしては、ビルさんがGoogle Mapsをナビ代わりにして運転しながら浮気相手と思われる家に向かっている状態を想定。
- そんな後ろめたい気持ちがあるビルさんは、スマートフォンからIMSORRYシステムを起動する。
- IMSORRYはヒラリーさんのツイッターアカウントのセンチメント分析をリアルタイムで行う。ネガティブなツイートを発見すると、運転中にGoogle Maps上に危険を知らせるアラートを表示して注意を促す。さらに、自動的に「Oh I love my wife so much」という取ってつけたようなツイートをビルのツイッターアカウントに投稿する。
- ヒラリーさんからネガティブなメールが直接送られてきたときはGoogle Mapsの行き先が強制的に近隣の花屋に変更する。
- 他にも色々やった気がするが忘れた。
というクソふざけたシステムを開発した。
発表して気づいたが、周りの皆さんはLeap Motionを使ってジェスチャーでリモートで窓を開けるとか、そういうガチなシステムを作っているではないか。
なんだこれは。アメリカ人たち、お前らマジメか!?何を実用性を重視しているんだ。僕たちだけ「おバカカテゴリーの人たち」みたいになって異常に浮いているじゃないか。
これはもうダメなやつじゃないのか。まわりのみんながものすごくマジメに開発をしている雰囲気の中で、実用性ゼロのものを優勝させるのって、審査員かなり勇気いるだろこれ。これはあかんやつや!!!
と思いましたが、結果は
- 準優勝
- IBM コネクテッドカー部門賞
- ContextIO 賞
- Automatic 賞
ということで、なんかよくわかんないんですけど色々もらったので、その日の夜はみんなで賞金で焼肉にいきますた。
やっぱりスタートアップは肉だね、肉!わはははは!ああ、おもしろかった。
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