LinkedInがメチャ便利

このブログの読者の方は、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)というものをしらない方もけっこういると思うので、マニアックですみませんが。

最近、LinkedInというアメリカのソーシャルネットワーキングサービスをよく使う。これはビジネス向けのソーシャルネットワーキングサービスなわけだが、僕のようなものぐさには結構便利だね。

イベントで人と会うと当然名刺交換をするわけだけど、名刺整理が鬱陶しくなってきたので、最近は人と会ったらLinkedInですぐリンク申請して名刺自体はお蔵入りにしている。幸い、僕がシリコンバレーで名刺交換する人でLinkedInを使っていない人はほとんどいないので、もらった名刺自体を捨てて困ることもほとんどない。日本にもこういうSNSってないの?

そんなわけなので、英語がわかる皆さんはぜひリンクLinkedInでリンク申請してくださいまし。LinkedInだけは直接知り合いでなくともリンクを受け付けますです。

そういえば名刺ネタで余談なんですけど。最近の日本の大学生の名刺、ド派手なのをよく見るね。しかもみんなが派手だからむしろ個性がないなぁ。デザイン性がすごすぎて名前が名刺からはみ出してたり、アイドルばりの写真がのってたり。名刺で個性出すなんて誰でも人と金の力借りたらできるし、大事なことが書いてあるなら読みやすくして欲しいと思うんだけどな。懸賞応募用のハガキは派手にすれば当たるかもしれないけど、名刺を派手にしても選ばれないと思うよ。むしろ僕が面接したらそういう安易なことをする人はマイナス評価しそう。

母のカメラの中身

なんとなく勝手にアップロード。

うちの写真。「片付けていないからやめろ」と奥さんに言われつつ無視してアップロード。我が家にプライバシーはありません。

うちのまわりを散歩してきたときの写真のようだ。こちらはもう桜は終わりつつあるみたいだけど、いろいろな花が咲き始めました。

サンフランシスコに遊びに行ったときの写真。

バスソルトを購入してました。

みなさんよい週末を~。

HBS 2+2 Program

またハーバードネタでも申し訳ないのだけれど、来月からHarvard Business Schoolが2+2プログラムの募集を開始する。

2+2プログラムというのは、大学3年生の終わりの時点でHBSを受験し、合格すれば若くして2年後のHBS入学の籍が確保される。2年間はHBSの指導・キャリアサポートの下で2年間の勤務経験をつむことになり、その後、2年間HBSで過ごすという、2+2で計4年のプログラムだ。もとからHBSは学部生でも就職せずに入学できるし、1年生の40%が卒業してから3年以内にHBSに入っているのでもとからかなり平均年齢が低いが、「学生枠」ができたことでさらに下がっていくだろう。

ここから読み取れるHBSの仮説は、

  • 20代半ばから英才教育するのではリーダーを育てるのでは遅い
  • 本当に優れたリーダーは大学3年の時点ですでに頭角を現している

というものである。もちろんこれは仮説を検証するための実験的な取り組みだろうけれど、このモデルが有効である事が証明されれれば、2+2組はHBSの中のエリート組という位置づけになり、一般組の枠がどんどん減っていくという可能性もありえる。

エッセイの質やGMAT/TOEFLの点数水準などは通常の受験の場合と変わらないだろうし、90名しか入れないので倍率は高いと思うが、自信がある大学3年生のみなさんは受験してみては?

(なお、詳しいことはわからないので質問がある場合はHBSに問い合わせてください。)

http://www.hbs.edu/mba/2+2/

出産費用は1200万円

再び税金申告用に、今度は医療費をまとめている。

出産にかかった費用は結局7,000ドル (70万円) くらい。3,000ドルぐらいが入院関係、4,000ドルくらいが助産婦からのアドバイス代。ちなみに、うち入院関係は3,000ドル、とあるが、これは保険適用後である。では、保険適用前はいくらだろうか?(入院前後の費用は含まない)

奥さん入院費 $89,646

息子入院費 $19,938

産婦人科医代 $4,450

薬代 $3,069

帝王切開の手術代 $2,800

麻酔医代 $1,120

合計 $121,023

つまり、だいたい1200万円なり。う~ん、目玉がメガネを突き破って飛び出るほど高い。日本では出産に保険は適用されないらしいが1200万円もかからないよねぇ。

HBS の Alumni Database がスゴイ (ジョージ君の例付き)

MBAを卒業してアメリカで仕事していると、いやになるぐらいネットワーキングが大事になる。

アメリカは日本よりコネ社会なので、普段から顔を広くしておく必要がある。何か困ったことがあったときに質問する相手も必要だし、就職活動でもネットワーキング経由で仕事先を見つけるのが基本である。そもそもマネジメントポジションというのはあまり公募が行われない(公募では「雇ってみたらハズレだった」というリスクが多いため、知り合い経由が一番ハズレの少ない効果的な方法だ、ということだろう)。ましてエンジニアでない日本人がアメリカ企業で働くなどというニッチな話はほぼ公募にはならないので日ごろからネットワーキングで網をはっておく必要がある。

さて、ネットワーキングというと、イベントにてきとーに登録して出席する、という手もあるが、より効果的なのが大学の卒業生データベースでメールアドレスを調べ、「あってちょ」と頼むことである。アメリカ人は自分の大学に対する感謝を忘れないので、いきなりメールしても意外とあってくれるのでとても助かる。それでその人に別の人を紹介してもらって・・・とじわじわと人脈を広げていくわけである。

そこで僕もHBSのアラムナイ・ディレクトリ(卒業生名簿)を使っているのだが、これはもうやばい(いい意味)。面白そうな企業には大抵エグゼクティブとして入っているし、色々な業界のエライ人にメールで質問とかしてもけっこう返ってくるというのはすごい。

はい、それではためしに、ジョージ君について検索してみましょう!


ログインして、George Bush と打ち込んでみるテスト。


二人おる。一人は死亡している。


きたきたブッシュ元大統領。ワザーップ!ってあいさつしとく?(笑)

なんかFBIとかにつかまっちゃうかも。やめよう。

がびーん

今日も元気に出社です。

あれ。

いつもは車でいっぱいの駐車場が・・・

ガラガラ。

いやな予感。

iPhoneのカレンダーを見る。あれ、でも月曜日だよね、ちゃんと。特に何も書いていない・・・。

ソワソワしながら駐車場をでる。

周りのお店もCLOSED。

これは・・・やられたっぽい・・・。

オフィスに到着するが、人がいない。イントラネットにログイン。

President’s Day!? ナニコレ!?

これしかないアメリカの祝日を見逃すとは・・・馬鹿だった・・・

たった25ドルの保育器 と Global Mind

うちの奥さんの友達(Harvard MPA / Stanford MBA)のジェーンちゃん (Jane Chen) が現在、Embrace Global という未熟児用の簡易保育器のNPOベンチャーのCEOとして、事業立ち上げをがんばっています。うちの奥さんもボランティアとして活動をサポートすることになりました。

途上国では毎年2000万人の子供が未熟児として産まれるそうです。金のない国で未熟児が産まれると、残念ながらかなりの数の赤ちゃんがそのまま死んでしまうそうで、その数は一時間あたり450人だとか。自分で体温を保てない赤ちゃんを一定の温度で暖めるのには保育器が必要ですが、医療用の保育器は200万円程度するので、貧しい村の病院などではとても手に入りませんし、電気もないのでたとえ保育器があっても使えないそうです。運よく生き残っても、糖尿病や心臓・知能の障害を背負うことが多いそうです。

そこで、JaneがたちあげたEmbrace Globalは、たった25ドル(2500円)で作れる、電力不要の簡易保育器を開発しています。4時間おきにお湯をわかして寝袋のようなものに入れるだけで、温度を保つ性質があるジェルが赤ちゃんの体を37℃で暖めてくれます。もちろん、200万円の保育器に比べたら機能ははるかに劣るのだと思いますが、与えられた選択肢が「何もできない」である状況において、赤ちゃんの命を救うチャンスが少しでも増えるならば母さんは喜んで使うのではないでしょうか?

Janeは今、この不景気の逆風の中で資金調達をがんばっています。まずは問題が深刻なインドから始めるとか。僕たち夫婦も、うまくいくといいなと思っています。

こういう途上国では安い簡易保育器を開発する技術力すらないので、自分でなんとかできないと思います。一方で、先進国は電気もちゃんとした保育器もあるので周りでは困っておらず、がんばって開発する動機も産まれません。その結果、途上国で苦しむ人のことを理解できる、Global Mindをもった先進国の人がいない限り、状況は変わりません。

ところが、先進国で恵まれた暮らしをしていると、途上国で毎時間450人が死んでいると言われても、なかなかピンとこなくなるのが辛いところです。このような途上国の親も僕たちと全く変わらない普通の親であり、1人の赤ちゃんを失ったときの悲しみも同じように大きいに決まっているのですが、普通に生活していると自分の周りしか見えなくなるので、自分と直接関わらない悲しみが数字以上の意味をなくし、非現実的なおとぎ話に聞こえてしまいます。

だから、Janeの話を聞くと、僕はいつも反省します。同じように莫大な投資をして教育を受け、これから借金を返していかなければならない同じ状況なのにケロっとして世界の子供のためにがんばりたいというJaneをみると、「そうはいっても自分には借金もあるし」「家庭もあるし」と言い訳をしそうになる自分を恥ずかしいと思います。途上国の人の気持ちを理解できないふりをして、先進国に生まれたという単なる幸運を当たり前のように思い、先進国に産まれた自分が途上国に貢献する力を過小評価してやり過ごそうとしている、ちいさい自分を目の当たりに感じさせられてハッとするからです。

「自分が今、貧しい国に生まれて親となっていたら、どうしているだろうか。学校がなくても、子供が大きくなった時にいつか本を読ませてあげられるように、レンガや
木を組み立てて、図書館を作っているだろうか。図書館を作ったら、いつか本を贈ってくれる人や、本を置いていってくれる旅行者がいるかもしれないから。」そういう具体的なことを時々考えないと、ハートが硬くなって自分が先進国の人間である以前に単なる人間であるという感覚を失いそうになります。

こうした途上国の状況を改善するために、HBSの優秀な日本人同級生2人が、超エリートキャリアを経てワシントンDCの世界銀行グループの国際金融公社(IFC)に入り、途上国向けの開発投資をしています。途上国の問題を解決していくにはもっともLong Termで本質的な効果がある方法だと思います。彼らに比べたら僕の力など微々たるものではあると思いますが、彼らのGlobal Mindを見習って、僕も少しは世界に貢献していかなければと思います。

そんなわけでEmbraceの話に戻ります。現在Janeがサポートを必要としている領域は以下のとおりです。たぶん実際に製造体制を確立し、従業員を持てるようにるには資金が必要になるので、特に資金調達が重要になると思いますが、そのほかの領域でもサポートを必要としています。

個人での寄付 →こちらから

資金提供ができるファンドの方 →comments@embraceglobal.org に。

コネクションをお持ちの方 →comments@embraceglobal.org に。

  • 途上国での商品流通をサポートできるNGO
  • 途上国の政府へのコネクション
  • 途上国で医療商品を流通させている医療製品販売企業
  • インド・中国・アメリカの製造業者

これからもわが家はEmbraceを応援いたします!みなさんももしよかったら寄付してくださいね。

Stanford MBA 新年会に潜入

昨晩はStanfordのMBAプログラムであるGraduate School of Business (Stanford GSB) 2年生のRちゃんのお誘いで、Stanford MBA & LLMの日本人の新年会(2月なのに・・・)にお呼ばれしてきました。完全にアウェーゲーーーーム。

Rちゃんは以前から知り合いだったので、その関係でお誘い頂いたというわけ。数年前に会ったことがある上に、僕がカリフォルニアに越してきたときにたまたま2ヶ月借りていた家に、いまはRちゃんが住んでいるという偶然っぷり。しかし新年会はその家で行われたのである意味ホームゲーム。

Stanford GSBには1年生と2年生あわせて6人がいるみたいで、そのうち5名がいらしてました。ロレアルのRちゃん、BCGのIくん、(確か)マッキンゼーのSくん、弁護士のIくん、外務省のKくんが登場。後者2名は初めてお会いした。1人は就職活動中とのことでお会いできず残念。学校によってカルチャーが違うか興味があったんだけど、なんせ学年あたり日本人が3人しかいないので一般化するのはまったく無理でございました(ハーバードは10人/学年ぐらい)。1年と2年の間でもカルチャーがぜんぜん違うし。まあそういう意味では、人数が少ないわりにはキャラに多様性があるとは思った。どういう人がStanfordに通るのかなぁ?

Stanfordのみんなも、学生生活楽しんでねー。

ビジネススクールが安い

今、税金の申告のために色々調べごとをしている。そんな中で、ハーバードからきた請求書をまとめてみてみた。

2006年07月12日    $25,928

2006年11月15日    $23,338

2007年07月11日    $23,159

2007年11月14日    $23,239

2年であわせると$95,664だ。初めて合計してみたが、リアルに高いぞ。これでMBAからは利益だしてないっていうんだからいったいどれだけ教員と設備にお金がかかっているのか。

生活費・学校のイベントもけっこう高いので、結局一人暮らしでも2年で1000万円ぐらいにはなる。2人なら1500万円ぐらいはかかる。ハーバードやスタンフォードのような学費も生活費も高いところに行くなら、一人で留学するなら2000万、二人なら3000万円というのが相場。

だったのだが。

最近の円高でドルの価値が30%ぐらい減った。今なら、1人なら1400万円、2人なら2100万円ぐらいで済むのではないだろうか?今留学しておけば、借金が1000万円減っていたと思うと、かなり切ないぞ。牛丼(300円)を33333杯食べても100円のおつりがくるし3食続けても30年はもつぞ。

賢いみなさん、ビジネススクールに行くなら今です。激安セール中です。

3ヶ月過ぎました

うちの子も、無事に3ヶ月になった。で、庭で3人記念写真を撮ってみたり。

子供が生まれると、色々なことが変わるものだね。泣き出したら、おっぱいをあげたりオムツを替えるとか、それでもなくときは寝るまで抱っこしてウロウロと歩いて寝かしつけるとか、奥さんは特に大変だと思う。世の中の奥さんはかなり偉い。

奥さんに比べたら僕の生活に大きな変化はないけどね。夜泣きの影響で眠りが浅くなり最近夢をよく見るようになったとか、ちょっとラーメンでも食べに出かけたりというのがやりにくくなったとか、映画にいくとかはぜんぜん無理になったとか、まあ細かく言えば色々あるわけだけど。

しかし、世話をしていると思うが、意外と子供というのはかわいいものだねえ。僕はもとから子供が好きなのでかわいくなるとは思っていたが、これは思ったよりかわいい。なんというか、ジワジワとかわいくなってくるぞコレは。

奥さんが妊娠していたときは、友達から「Are you excited?」という質問をよくされたが、まあ正直そんなにexcitedではなかった。なんかみんな聞いてくるから「おういえ~おふこ~す」とか答えておいたけど。いや、子供がほしくなかったとかそういうわけではなく、単純にまだ産まれていない子供に愛情も抱くわけもないので別にそんなに思いいれも出てこないというか。生まれた瞬間も、ぶっちゃけなんか実感わかないというか、おおなんか出たやん、ちゃんと赤ちゃんだなあ、ぐらい。感動とかいうより、無事に産まれてほっとした、としか思わなかったし、奥さんへの心配のほうが勝っていたような気がする。

しかし、いったん産まれてしまい、ずっと手間をかけて世話していると、これがまたかわいくなってくる。やってみるまでわからないワンダーランド、新エンターテインメントである。これはなんとも形容しがたい感情だ。話しかけると声を出して返事するし、すっごくにっこり笑うんだよね。そうすると、なんかこう、恋愛感情とはまた別の愛情がこみ上げてくるのを感じる。うまいこと赤ちゃんに転がされているのか・・・?

しゅんちゃ~ん!と話しかけると・・・

「ア~!」と元気よくお返事し、

すごくうれしそうに笑ってくれる。うーん、親ばかだが、お前かわいいやんけ・・・。

ちなみに、くしゃみをすると、必ずこういう顔をして「フゥ~ン」と言います。

あ、ちなみに余談ですが、子供がいない皆様へ。赤ちゃんを見たら、うそでも「かわいいね!」と言っておくとかなり株があがりますのでよろしく。

息子は最近、おもちゃに興味を示してさわるようになってきたり、毎週毎週新しいことができるようになってきていて、その成長を見るのもとても楽しい。これはずっと一緒にいないとわからないんだけどね。なんかこういう感動というのは子供がいる人にしかわからないものだ。「最近は手でおもちゃをたたくようになったんだよ!」と友達に言ったら、「え?まだ手でものをつかんだりしないんだ?」とか言われムカついた。「うるさい、うちの子はこれでもちゃんと育ってるんだ!」みたいな。

てなわけで、すくすく育つ息子を見て、僕も33歳ながらがんばって成長していこうと思わされております。だから・・・というわけでもないのですが、最近もっと料理をするようになりました。今研究中なのはチャーハンです。これがなかなか奥が深くて難しい。フライパンの温度、卵を入れてからご飯を投入するまでのタイミング、ご飯がぱらぱらでありかつ熱しすぎてベタベタなダンゴみたいになる前に素材を加えて味をつけるというスピード感、素材からでる水分のコントロールなど、まともな味に仕上げるのはかなり難しい。むしろ、海鮮あんかけチャーハンとかにすると、意外と技量不足をごまかしておいしくできてしまうので、最近はコレにはまっていますけど。

しかし料理は楽しいね。買わないと食べられなかったものが簡単に食べられるようになる。これははまるなぁ。