冬休み旅行18日目: カサブランカ

■マラケシュ 朝

マラケシュ最後の散歩ということで、おみやげを買いに出かけた。奥さんが色々買っていたが、僕は正直言って自分が買いたいものがほとんど見つからず、自分すらほしくないものを人にあげるのはいやなので、結局買わなかった。

■カサブランカへ

カサブランカ行きの空港に行くためには、電車の駅までタクシーで行かなければならない。もちろん、僕がタクシーに乗せてくれといえば、めちゃくちゃな金額を言ってくる。じゃあいいよほかの人のタクシーを使うから、というと、ほかの運転手は、「あいつ(最初に話しかけた人)のタクシーに乗れ」と言ってくる。組織的にぼったくってくるので、手に負えない。どうせそんな金額払うわけないんだから、とっとと安くしてほしいと思いつつ、結局交渉していてもらちが明かないので、市場価格の数倍払った。出発直前にぱっと相乗りしてきた現地人には、当然のように現地人価格を請求。ふぅ・・・。

■カサブランカ 到着

カサブランカに到着して気づいたのだが、ホテルの予約を間違えていたらしく、泊まるところがない!そんな時、あやしげな男が近づいてきた。英語が通じるらしく、「おれが安いところにつれていってやる!」とのこと。

ほかにもあやしげなタクシーの運転手がいっぱい寄ってくるのだが、彼はほかの運転手を追い払って、「おれが助けてやる」といっている。彼は「ここから歩いていけるホテルは空いていない。信じないなら、言ってみろ」という。実際、信じられないので行って見たが、確かに空いていなかった。

僕は最初は彼の話を一切信用していなかったのだが、冷静に考えて、実際に英語が通じるような人はほとんどいない。それに、結局ここでどれかのタクシーに乗らなければ、どこにもいけない。そして、タクシーの運転手は全部あやしい。だったら、英語がわかる怪しい車に乗ったほうがましかもしれない・・・。ということで、だまされたという前提で、彼の車に乗ってみた。

そしたら、彼は本当に、すごく安くていいホテルに連れて行ってくれたのだ。そして、翌日のボストン行きの飛行機に乗れるように、空港にも翌朝連れて行ってくれる、という。やばい、あからさまに疑い続けちゃったけど、本当にいい人だった、ごめんなさい!

だまされ続けてモロッコ人を信じられなくなっていたけど、そういえばアイシャさんは正直な人だったし、みんな疑っちゃうのはよくないよね!と反省し、快適なホテルで眠りについたのでした。

■カサブランカ 泊 (本旅行、最後の宿泊!)

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