クリスマスはNEW YORKで!

クリスマスということで、ニューヨークに遊びに行ってきました。

タイムズスクエアを観光。
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やっぱりロックフェラーセンターでツリーを見ないとね!
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しかーし!僕にとってNew Yorkとは、アメリカの観光地でも、ビジネス都市でもなんでもない。日本食を食う所である!!!

早速、ボストンでは手に入らないおいしいおすしを食べて、ハッピー!
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吉野家の牛丼は必須です。
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ちなみに山頭火のラーメンも必須です。
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クリスマス? なんだっけそれ。いいよ僕、クリスチャンじゃないし。

ファイナル

ファイナルというとファイナルファンタジー4ぐらいしか関係がなかった私です。いや、5も6も8もやったけど。あ、でも7は断念したんだよ。

いや、そういう話ではありません。

現在は、ファイナル、別名、期末試験の時期です。1年生の最初のセメスター(学期)は、5つの授業があった。そのうち、今のところ二つファイナルが終わりました。リーダーシップと会計。

試験は、一日一科目で、一教科の試験時間は4時間半。長いと思うでしょう?でもこの4時間半というのが異様に短いんだ。試験は、ケースと呼ばれる冊子を読み、自分の意見をまとめて書く。試験なので当然簡単にはできておらず、英語で読み書きできる人でも時間が足りないぐらい、厳しく時間設定がされている。留学生は読み書きに倍時間がかかるので・・・といった言い訳は無用。そもそも答案用紙は無記名なので、採点時に情けがかかったりはしない。

HBSでは、クラスでの発言の量とクオリティで点数の半分が決まり、残りの半分がファイナルで決まる。クラスでの発言とファイナルの結果を合わせて、クラスの下位10%の成績に入った人は全員単位がもらえない。ちなみに一クラスメートが90人である中、下位10%って結構多いのだ。そして、半分ぐらいの授業で下位10%を取ると、退学になる可能性がある。そんなこといって、本当は大丈夫でしょう、と思う人もいるが、マジである。実際に、2年生になるとセクションから数名減っていたりするらしい。「僕は英語ができませんから・・・」とか言い訳すると、「じゃあ英語ができるようになったら帰ってきてください」と勧められるらしい。どひー。

・・・という前置きは置いておいて、僕のファイナルの具合がどうかというと・・・、まあ、予想通り厳しいわ・・・。毎日睡眠時間を削って勉強してきたけど、やはり最後まで読み書きの遅さと英語理解力の低さが足を引っ張るねえ。とにかく時間が足りない。そもそも、周りの皆さんとちがって英語がわからないので僕の発言回数はクラスで最低だろう。だから、ファイナルで良くないと下位10%は逃れられないのだが・・・。さあ、ここから挽回ができるんでしょーかー!!

やあー、歴代のエライ経営者の皆さんの本を読んでも、ハーバードビジネススクールの生活はきつかったと書いてあったが、こりゃ、きついわ、ほんと。勉強もきついし、相対評価でかならず単位がもらえないもきつい。さらに、周りのみなさんがほんと優秀(GMAT800とか国で最高の大学の首席とか)な中で相対評価されるのもきつい。

どうやら、「面白キャラである」ということだけでは卒業できなそうなので、がんばりまーす。まあ、なるようにしかならないし、きっと何とかなるでしょ。だって、勉強が苦手なんだから、やれるだけやるしかないもんね。と、追い込まれても楽天的な僕・・・←少なくとも、成績の結果をもらうまでは!?

Happy birthday

To me!(アメリカ時間ではまだ6日だけど、日本時間ではもう7日ということで・・・。)

今日のリーダーシップのクラスのトピックは、「10年後の再開」。

1976年に卒業した人たちが、10年後、20年後までにどういった生活を送ったか・・・それを実際の卒業生達が綴った文章を読んで、「成功とは何か」を議論した。

ひたすら権力と金銭を求めてただただ働き続け、家族をかえりみない人が多い。そのため、仕事と家庭を両立させる事だけでなく、仕事とほかの事をこなしていく上では、自分にとって何に優先順位が高いのかを明確にしておかなければならない。大切な人を失ってからでは遅いのだ・・・そんな熱い議論を経て、授業が終った。

そんな授業後の教室に、うちの奥さんが「Happy Birthday」と書いたバルーンを抱えて登場。セクションメイトたちは一気にこちらに注目。「おぉ・・・」という感嘆のため息が漏れる。バルーンの文字を見て、皆は僕が誕生日であることに気づく。どこからか、ハッピーバースデーの歌が響き始める。「ハッピーバースデートゥー YO・・・」いつのまにか大合唱。歌が終わると、バァァァァ・・・・ッと拍手の渦が巻き起こる。クラス中の皆だけでなく教授もこちらを向いて笑顔で僕を祝福してくれている。きっと一生記憶に残る光景。今、この瞬間をちゃんと目に焼き付けておこうと思う。次々に巻き起こる「Happy Birthday!」の声に僕は笑顔で応え、皆が差し出す手を、僕はひとつひとつ握り返した。

「人生の成功とは何か」、それは僕にとっても単純な問いでは無いけれど、自分の価値観を見失わないように、いつも大切にしていきたいな。

Happy birthdayを皆さんありがとう。次の一年も、ひたすらがんばります。

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初雪

一昨日、ラーニングチーム(毎朝その日の授業についてディスカッションする6人のグループ)のニックと、その彼女のジルが遊びに来た(うちの奥さんはニックとジルの組み合わせを肉汁と呼ぶ)。奥さんがジルに日本食の料理を教えて、ジルが英語を教えるというイベント。ニックは日本食が好きらしいということもあって、二人ともウチに来るのをとても楽しみにしていたみたい。

誇らしげにおにぎりをむすぶジル。がんばってくれるのはありがたいのだが、握りすぎて固い・・・
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ごはんを食べ終わってからは、4人でほのぼのとおしゃべり。日本の食文化とかマナーとか、宗教などについて話す。宗教については、うちの奥さんがこんな話をした。確かに日本人は絶対の存在として神を信じてこなかったけど、神は昔からあらゆるところにいたんだ。山には山の神様がいて、川には川の神様がいて、トイレの神様すらいて、僕達日本人はそういったささやかなところに神を感じ続け、感謝し、尊敬してきたんだよ、という話をした。ニックとジルは興味深そうに聞いていた。

ところで、うちの奥さんが英語を話す時、単語が思い浮かばず会話が止まることがあるんだけど、そんな時にニックとジルは決して口を挟んだりせずいつまでも辛抱強く待つ。小さなことだけど、これは大切なことなんです。「いやー俺は英語しかしゃべれないから、海外で生活するなんて想像もできないよ。すごいね。」と口ではいいつつ、超早口でスラングを話す無神経なアメリカ人も多い。そんな中、しっかりと相手の立場に立てる姿勢を持っている彼らを、僕は信頼しているのであった。

ちなみに、僕がボランティアで色々な留学生に日本語を教えていたときも、けっこう頭を使わなければならなかった。まず、こちらから簡単な日本語を話して、相手の反応から日本語のレベルを測る。次に、相手の日本語力を少し上回る程度の日本語を話す。相手の顔を見たり、質問をすることで、「ここまでレベルを上げると快適に会話ができない」というレベルを探る。あとは、意図的に相手がわからない単語を織り交ぜ、その単語が前後関係から類推できるようにしたり、わざと難しく言ってから簡単に言い直す(”印刷”して”紙に出して”下さい、みたいな)ことで、日本語力を上げていく。なんでこんなまどろっこしいことをしてまでボランティアを続けていたかというと、外国から来た人たちは、僕の知らない世界を教えてくれる貴重な存在だったから。自分の世界を広げるくらいの「大切なこと」は言葉の壁の向こうにあり、言葉を使いこなすほうから歩み寄って壁の向こうに進まない限り、残念ながらそこには到達しないのだ。「言葉の壁」みたいなくだらないもののせいで世界が広がらないなんて馬鹿げていると思う。

今は、僕らが外人であり、何かを伝えていく立場にある。ニックとジルのやさしさに応えて、彼らの知らない大切なことを伝えていけたらよいな、と思う。

すっかり遅くなり、二人が帰るのを駐車場まで歩いて送った。ニックが帰り際、「今夜は寒いね。今夜は初雪みたいだよ」と言うと、奥さんは「本当!?スノーマン(雪だるま)作る!」と喜んでました。

結局、昨日の朝、少しだけ雪が降りました。スノーマンが作れるほど積もったというほどではなかったけど、少し地面が白くなるくらいに。学生の反応はまちまちで、「きれいだねー」と喜んでいる人もいれば、「今はいいけど、冬が終わる頃には雪が憎くなっているよ」という人もいる。両方の意見に納得。僕は、窓から外を見て、キャンパスの緑の芝生が白くなっていくのはとてもきれいで、素直に嬉しかったなー。

今までは「ボストンが寒いといっても、12月でこれぐらいなら我慢できるな」と思っていたけど、はっきりいって急激に寒くなった。昨日まであった水溜りはもう全て凍っている。そのうちバナナで釘を打ってみよう。

ボストンに本格的な冬が到来したようです。

もうすぐ誕生日(7日)だけど、相変わらずお祝いしてもらう余裕もないくらいの日々です。