「若者が終身雇用を望んでいる」について

2009年度新入社員の会社生活調査 by 産業能率大学 より 抜粋

終身雇用制度を望むか聞いたところ、73.5%が「望む」とし、調査開始以来、初めて7割台に乗せ、過去最高となりました。

さっき書いた「グータラな僕は、守れらたら弱くなる」で終身雇用について触れたから思い出したんだけど。

終身雇用って、戦後の数十年という一瞬の間の日本が調子良い(人口も増え、経済がすごい勢いで成長していた)時代に、多くの企業が将来は予測できると勘違いしたときの遺物。別にそんなに「日本的雇用環境」じゃない(当時海外にそう呼ばれただけ)。そんなモン、いまのように明るい将来が予測できなくなったら成り立つわけがないですな。むしろこの時代に、将来が予測できるといまだに思っているニブい企業が今後一番あぶないと思うんですけど。

にも関わらず、若者が終身雇用をしてくれる会社をこんなに望んでいるのは、ちょうど80年代に終身雇用の恩恵を受けた親の世代の勘違いをいい感じに引き継いでいるであろうか・・・。そういえば、就職先企業の人気ランキングを見ても、「親の世代には調子が良かったがこれから衰退する企業」ばかりだったな・・・。でも昔からそんなもんかもね。そういえば、僕が就職活動をしていたとき、JALがあぶないのはわかりきっていたのに、それでも就職ランキングはトップ近辺にあったな・・・規制で守られたら弱くなるのに・・・。

もちろん、終身雇用にはメリットがないと言っているわけではないので、100%ありえないといっているわけではないですよ。しかし、いまだにそんな事言っている企業で、本当に意味わかって言ってる企業がどれぐらいあるのかがかなり微妙というだけで。(というかそんなこと言っている会社どれぐらい存在すんの?)

将来が不確実な時代でリスクをとりたくないのであれば、実力より高い給料をもらわないことと、実力を上げ続けられる環境に身をおくこと、以外できることがない気がするんですがどうでしょう。

6 replies
  1. masa
    masa says:

    ここ2・3年の新卒もしくは入社4・5年目には、安定志向がものすごく目立ってきています。これに対して、ものすごく恐怖を感じます。
    日本の状態を理解していないだけでなく、自分で枠を決めてしまい、成長しようとする気持ちがあまりにも弱すぎです。その年代の中でも、成長意欲を持っている人はいますが、少なすぎる。

    ただ若者だけが、悪いわけじゃなくて、会社の人事部が問題だと思います。現状を認識していない人が、採用基準を作り、育成しているのですから、良くなるはずがないですよ。終身雇用なら人材が成長すると思っている人事の人もいますからね。

    若者を成長させるには、役割業績制度のような人事制度を基本とし、明確な評価基準を設定するべきだと思います。それによって、管理職でも連続して低評価がつけば、降格される。若者でも連続して高評価がつけば、昇格するような状態を作れば少なからず機会を提起でき、意欲は出ると思います。

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  2. as
    as says:

    >>日本の状態を理解していないだけでなく、自分で枠を決めてしまい、成長しようとする気持ちがあまりにも弱すぎです。その年代の中でも、成長意欲を持っている人はいますが、少なすぎる。

    今の世代はバブル世代より圧倒的に努力して自己研鑽して成長してるのではないでしょうか。
    100社200社落ち当たり前。学生はそれを解りきっています。
    だから大学1年目から資格に就活に没頭して、面接でボロカスに言われながら戦っているんです。
    これだけ努力して得た職にしがみついて、まだ足りないと言われるのは釈然としません。
    日本の状態という大枠を動かそうというなら、存分に経験を積んだ優秀な先輩方がどうにかしてください。

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  3. yokichi
    yokichi says:

    > asさん

    まず、書き方がいじわるでしたね、すみません。

    ただわかってほしいのは、「終身雇用できる」という企業は終身雇用できない、よって、終身雇用してほしいなら、終身雇用してくれると言う会社に行くのはおかしいと言っているのであって、僕は努力している人を馬鹿にするつもりはありません。以前も書きましたが、いまの世代は被害者だと思いますので足りないなんて全く思いませんよ。ちなみに、僕の世代もバブル世代からは程遠く、いつも遊んでいる同級生も非正社員が多く、ひどい状態です。

    ちなみに、masaさんの言っているのも大事なポイントだと思いますよ。

    残念ながら、後の世代はより厳しくなると思いますので、「優秀な先輩方がどうにかしてください」と言われるのは僕たち全員、特により若い世代になるでしょう。

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  4. masa
    masa says:

    asさん、私は、30歳ですが。就職氷河期を経験しているのできつい状況はわかっているつもりです。バブル世代の人より今の世代は、努力しているのは確かだと思います。
    努力して得た職にしがみつくのが悪いわけじゃない。ただ、他の会社に転職しても戦えるようなスキルを高める必要が高まってきているのは事実だと思う。
    今は、どの会社が買収や倒産してもおかしくない状況なので、ある程度の準備をしておかないと正直きつい。

    「自分が努力するのを止めている時、他の人は努力している」と私は思い勉強している。得意な分野だけでなく、気になる分野などにも幅を広げていけば、また違う視点を得ることが出来る。

    厳しいかもしれないけど、他の人が状況を変えてくれると思わないほうがいいよ。私は、人事制度改革の仕事をしているけど、担当した会社の人達は、だれかがしてくれるという考えが強く、自分はこう変えたいという気持ちが弱かった。そういう会社は、いくら良い制度を作っても、その考えが変わらない限りは、発展しない。淘汰される。
    もし、asさんが考えている理想・目標があるなら、それを叶えるために行動するべきだと思う。そうすれば、自分には何が足りなくて、何を伸ばせばよいか見えてくる。

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  5. abcmonday
    abcmonday says:

    終身雇用制度の一つの弱点は20代に責任のある仕事を経験できないことにあると考えています。yokichiさんが以前ご指摘されていた通り、ビジネスにおいて真の成功は「やってみなきゃ分からない」という部分によると思いますし、この部分は「論理」や「知識」と違って年齢には関係ないですからね。もし、もう一度気力と体力が無尽蔵にある20代に戻れるなら、終身雇用の会社は選ばないと思うし、選んだとしても調整力を存分に発揮して潤沢な資本を使ってメチャクチャ規格外のことをやりたいです。当方、未だ彷徨っている40代、asさんお互いいい仕事をしましょう!

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