正月西日本一周青春18切符極貧の旅: Day 6

兵庫、大阪、京都

朝起きると、今日も寝過ごしていた。なんと、誰かが枕もとのアラームを切ったあとがある。くそう、誰が切ったんだ!もちろん、僕だ。疲れていたので仕方が無いかも知れない・・・。急いでも仕方が無いのでゆっくりと風呂に入った。そして姫路を後にした。電車に乗っても気分は良い。体調は回復したのかもしれない。

京都に到着した。京都は以前通り過ぎただけだったので見ておきたかった。しかし寝坊のせいで余り時間が残されていない。なんせ今日中に普通列車で東京まで戻らないと行けない。京都の周辺をうろうろしていたら、もう時間だ。あまり寺は見る事が出来ずに駅に向かったが、京都の雰囲気を味わう事は多少は出来たであろうと思う。本当はこのまま京都にもう一泊したかったが、それは姫路からここまで来るのに18切符の5日目を使ってしまった今、不可能な事だった・・・。昨日気分が悪くなければ京都まで来て、そのままここにもう一泊出来たのだが。

京都駅は大きくて、土産物屋もあふれかえっている。余り買いたくなかったが、ここまで多くの観光名所をまわっておいて何も持ち帰らないのも何かと思い些細な物を家族に買っておいた。

 

三重、愛知、長野、山梨を経て東京へ


時刻表を見ながら奈良線で木津まで行く。思えばこの時刻表もぼろぼろになったものだ。数日間で、10年前の物の様に見える。インクもすっかり霞んでしまった。その割に勉強道具は妙に綺麗である。なぜ・・・?着替えさえ殆ど持っていないのにやりもしない勉強道具を持ってきたのは最大の失敗だった。ちなみに着替えは、下着を一組だけ。あとは1週間同じ服を着ているが、乾燥肌なので悪臭を放つ事は全くない。そういう問題じゃないけど。

とにかく、木津から加茂へ出る。どちらの駅も、ターミナルであるにも関わらずけっこう小さい。畑が広がり、山が見える。地元の高校生達が楽しそうに話しながら歩いている。

亀山、名古屋を通り過ぎ、中央本線で、今度は塩尻を目指す。標高が高くなるにつれ、残雪が見えはじめた。その頃から暗くなり始めた。中津川で乗り継ぎの為に列車を降りた。雪など滅多な事ではお目に掛かれない東京人の私は、寒い中雪を両手でつかんでみた。その雪は、思っていたより さらさらしており、僕の両手で砕けた。

塩尻を過ぎ、広丘で降りて快速の小淵沢行きに乗る。小淵沢から、甲府に到着した。そして空腹が頂点に達していたので、近くのセブンイレブンでおにぎりを買った。 お腹が空いた時は今まで我慢してきたが、体調の事もあるので、贅沢して2個も買ってしまった。本当においしかった。君にわかりますか。この幸せ。

ところで、長野や山梨を通る中央本線は、ドアが手動で開閉するようだ。無駄に開け放しておくと車内が冷えてしまうせいだろうか。

高尾に着いた時には、10時を過ぎていた。生まれて初めて「終点ですよ」と起こされてしまった。いいなあ、テレビとかで見たことあるけど、ほんとに「終点ですよ」って起こすんだね!感動。高尾から新宿までは1時間もしなかったが、妙に長く感じられた。早く休みたかったからかもしれない。そして11:30頃に、無事に自宅に到着した。西日本の旅、無事に終了であります。

 

旅の終わり


この旅で僕はいろいろな事を学んだ。但しそれはここに書くつもりはない。何か思う所があるというより、かったるいからだ。読めばわかるでしょう。はっはっは。

今回の旅行は僕にとって一生の思い出に残る旅となるだろう。この1週間で私は25の都府県を通った。少しの金と時間、根性があれば、誰でも出来るが、私とてここまでいい加減な旅は次するかどうかもわからない。でも今、新たなる挑戦を考慮中である。

帰り道で考えたが、稚内で「稚内は年中暑くて困るな。」というため又もや 青春18切符で、しかも出費はすべて含めて25000以内で行きたいね。あと、富士山の山頂で日の出を見るのもいいだろう。 だれか、いく?僕と。

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