自己投資
自己投資、という言葉がある。何かを投入することによって、意義のあるアウトプットが再生産されるものを「投資」というんだと思う。
つまり、アウトプットの伴わない「自己投資」は投資ではなく消費である。消費もとても良いことだと思うんだけど、「投資のつもりで消費しているのを気づいていない状態」は良くないと思う。
時間やお金を自己投資に向けなきゃな、とは思う。でも、「自己投資」という魔法の言葉のせいで、がんばっているだけで意味があることをしている気がしてきて、ゆっくり思考が停止してくることってあると思うんだ。そうすると、百万円を勉強(英検一級取るとか)に使おうと、遊ぶ(ゲーム買いまくる)ことに使おうと、特にアウトプットがないなら趣味の消費に等しいという事実を、少しずつ忘れてしまう。
何かを学ぶということと、自己投資をアウトプットにつなげるということには、実はそれなりの壁があると思う。だからこそ、アウトプットにつなげてこそ自己投資だということを忘れないように意識しないと、本当に単なる消費で終わってしまうと思うんだよね。
だから、「自己投資」という言葉に満足せず、アウトプットにつなげることで、自分が使った時間やお金を意味あるものにつなげるように意識して心がけたいと思っています。
洋吉さんのページへ昨夜、ひょんなきっかけ..で訪れ、以来(今日で2日目)すっかりきにいり、訪問して呼んでいます。Outputの伴わない投資は投資でなく、消費または、自己満足、エゴ…よくわかります。苦労して獲得したスキルを活かしてナンボでしょうし、そのスキルが活かせて社会へ何らかの形でoutputし、貢献できるのでしょう。私自身、英国大学院を卒業して、語学スキルはまあまあありますが、それは活かせているのか?というあたりでやや罪の意識を覚えたことがあります。
”自分が使った時間やお金を意味あるものにつなげるように意識”という気持ち、良いことですね。ただそこには、やはり猪突猛進になんでもいいから、活かしたいということでなく、冷静な頭脳と情熱を胸に、確かな道を選ぶ必要があるのでしょう。混沌とした時勢に、それをみつけるのは困難ではありあますが、前向きに見つけられればとおもいます。
洋吉さんのように、わかりやすい言葉で語られる言葉には魅力がありますね。Clear Visionをお持ちだからなのでしょう。読んでいてわかりやすく、飾らず、かっこつけず、radicalでもなく、面白いという文章に久々であった思いです。ありがとうございます。