英語ができませんけれども
この年になっても宿題してます。宿題っていうか、予習だけど。
ハーバードの授業はすべてケーススタディで、授業中でのディスカッションでの貢献で評価の半分ぐらいが決まるため、必然的にしっかり予習しないといけない。英語ネイティブの皆さんは、さくっと終わらせている模様だけど、こちとら英語が苦手なので何倍も読むのに時間がかかるわけです。
月曜日 ケース・スタディ 3教科、授業終わったら予習6時間
火曜日 ケース・スタディ 2教科、授業終わったら予習9時間
水曜日 ケース・スタディ 3教科、授業終わったら予習6時間
木曜日 ケース・スタディ 2教科、授業終わったら予習9時間
金曜日 ケース・スタディ 3教科、授業終わったら予習9時間
TOEFLやTOEICで何点取ってもだめだなこりゃ。しょせんNon-Native。
授業中、ディスカッションについていききれないのもきつい。
いいたい事はある。でも、今、何の話を皆がしているのかわからないため、何もいえない。
むかつく。
ということで、先日、クラスのオリエンテーション中、みんなの前で、手を上げてみた。
「正直言って、君たちの言ってることの30-40%はわからん。多くの人は発音がはっきりしないし、ロールプレイとか君たちが何を話しているのか、ぜんぜんわからない。もちろん自分でキャッチアップするけど、今、思ったように貢献できないことはどうにもならないんだ。」
と、90人の前で言い放ってみた。みんな静まり返った。しーん・・・
「それは、君だけじゃない。僕もスラングとかわからなくて困ることがある」と、ブラジル人が続く。
すると、アメリカ人のクラスメートが次から次へと手を上げる。
「僕たちは、もっと言葉に気を使うべきだ。スラングを使うのはよくない。これは、僕たちアメリカ人がグローバルなビジネスをする上でも重要なはずだ。」
「留学生が手を上げた時には、手を上げないようにするというのはどうだろう?」
「教授に掛け合ってみよう」
みんなが色々な提案をしてくれた。もちろん、根本的な問題は解決できなかったけど、僕の意図は伝わり、皆が尊重してくれた。「クラスメートとして、思っていることを正直に言ってくれたことはインプレッシブだ」と、クラス中のみんなが拍手してくれた。
ま、英語、できないけど、いいか。そのうち、何とかする・・・。
でも、逆に英語ができないのに入れたんだから、他の人に比べて英語も学べてラッキーだと思うことにして、今日も英語で、戦います。
留学生のみんな、がんばりましょう!
おお~、よく発言したねぇ!
そしてそれがきっかけで物事がいい方向に向かうようだねぇ。
すばらしい!
頑張れ、留学生!
おお、これは素晴らしいですね!何事も言ってみるものなのですねー。
>shino-g
ありがとう!できないながらも、頑張ります。
>Kazさん
おかげで、みんな「あーこいつがしゃべったらちゃんと気を使って聞かないとな」という姿勢を見せるようになったので、話すときのハードルが下がったと思います。Kazさんは、授業で英語で苦労してませんか?どう対応してます?
ガーコさんの勇気に敬服。
そこに居る、みんなにとって、良い事をしたのねぇ(^▽^)
これからも頑張ってね!!
英語も学べるから人より多くチャレンジできるし、得られるものも多くなる。
そのくらいはあえてみんなに与えたハンディキャップという気持ちでいいでしょう。
初めまして。
MBA留学を検討しており、複数の大学を見学するために米国に旅行に来ているものです。
Class Visitで参加した授業の講義内容よりも、同じ見学者と交わすカジュアルな会話について行けず四苦八苦しています。
また、メキシコ料理の注文では、店員が何を言っているのかサッパリ分からず、情けなくなりました。
「分からない」という声を上げるのは勇気がいることですが、非常に素晴らしいことだと思います。
昔の記事ですが、印象に残ったのでコメントさせていただきました。
これから寒くなるかと思いますので気をつけてお過ごしください。