のみものマーケティング
新しく始まった仕事は、飲料会社のマーケティング。すごく忙しくなりそう。ここから受験活動との両立がきつくなってくるところだけど、なんとか結果を出していきたい。
僕は、日本の大手の飲料会社への戦略立案の経験はけっこうあるのだが、今回はお酒も重要な視野のひとつとうことでお酒を飲めない僕からすると新しいジャンルでとても楽しみ。お酒といっても、世の中には、ビール、焼酎、ワインなど、いろいろあるらしいじゃないですか・・・どれがどう違うのかあんまり知らないけど(笑)、これから勉強していきたい。
飲料・お酒メーカーのビジネスは、基本的には地道な営業活動によって成り立っている。大手ナショナルチェーンへの納入だけでなく、パパママショップといわれる地元の酒屋さんへの納入もそれなりにある。しかし、お酒の場合、単価のばらつきが激しく、価格や割引率の管理がとても煩雑になる。さらに、ビールが大量に消費される飲み屋さんへの割引のコントロールは非常に煩雑。というのも、飲み屋さんは、たいてい1ブランドのビールしか採用しないので、そのビールの地位を獲得した場合、ワイン等ほかのお酒やジュースの販売権も全て独占できる事が多い。そのため、顧客からの要求割引率が高いだけでなく、ウン十万円する樽生(生ビールをブシューと出す機械)を事実上無料であげることを要求される。しかも、大手のビールはプロでも味の見分けがつかない場合が多く、結局は価格が安いものが採用されるため、値引き合戦になってしまうのだ。いろいろなことが重なって、顧客によってはビール会社が大赤字をこうむることもあるのである。よって、特にお酒を含めた飲料販売の割引総額はかなり高額になり、その投資対効果の把握きわめて複雑となる。というわけで今回、マーケティング投資の戦略をレビューするために僕たちが入ることになったというわけだ。
顧客側の責任者はコンサルタントを使い慣れていそうで、金曜日の午後に「月曜日までにこれをやってきてもらわないと困ります」と週末を当然のようにつぶしてくるタイプだし、その下で働いている皆さんも週末に携帯で電話をかけてくるような感じなので、どうにか仕事と受験勉強のバランスを保っていきたい。
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