おじさんとおとぎ話
今日は、父、母、兄夫婦、姉、僕、花子(柴犬)で所沢と熊谷に墓参り。天気がよくてドライブも気持ちいい。
ついでに母方の祖母の病院にお見舞いに行く。お見舞いに行くとおばあちゃんはかなり喜んでいた。「おばあちゃん何歳?」「年をきくもんじゃねぇ!」と、ツッコミも冴えてるぞこのおばあちゃん!
おばあちゃんは、僕が訪ねる度に、「ようちゃんは器量(=見た目)がいいんねぇ~男の中の男って感じ。私の血を引いているからだねぇ~お父さんに似なくてよかったねぇ~。でも万人受けって感じじゃないんね」と、ありえないぐらいオーバーに褒めておいて、落とす、という必殺技を炸裂させる。そして、「ようちゃん、仕事や勉強ばっかしちゃいけねぇよ。男はだめなところがなきゃだめなんよ。」と、人生マスターから見たアドバイスを受けるのだった。大丈夫おばあちゃん、僕は十分駄目です。
帰り道にでかいスーパーによる。僕が買うのは、当然リスカ(売ってるのはやおきん)の駄菓子である。リスカはうまい棒とか作ってる会社である。お菓子の帝王リスカの中で僕がすきなのは当然①ふがし②徳用チョコ③うまい棒である。それぞれ、どれをとっても他社の製品とは比較にならない完成度の高さである。だいたい、誰にでもできそうなお菓子ばっかり作っているのにここまで売れてるっていうのはすごい事なの!というか、僕は一生懸命働いたお金で、駄菓子を買うのが、大人になってよかったって一番思う瞬間なの!!!ほっといて!!!
駄菓子を買ったスーパーでは、お正月の売れ残りの鏡餅が10円で売られていた。安!と思って思わず5個買っちゃったよ。そして、僕の前に並んでいたおじいちゃんは餅だけ20個ぐらい買ってた。そのおじいちゃんはすげー喜んでいて、「ウヒャーこんなに安いなんてすんごいことだよこれは。こんなこともあるんだねえ。おとぎ話みたいだねえ」と言っている。店員のおねえさんは明らかにウザそーな顔をしているので、じーさんなぜか僕に向かって言ってきている。つーかそんなおとぎ話なくねえ?ウサギが出てきて10円で餅を買って得をしたからつきで餅をつくのをやめましたとかありえないし。それで亀に追い抜かれたとかもないし。そう思いつつ、「そうですね」と半笑いで返す僕は、よくいる日本人の鏡です。
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