日系のソフトウェアベンチャーからのオファー

Sおじいちゃんとは相変わらず仲良くさせていただいており、アドバイスをいただいております。

Sさんはいろいろなイベントの理事とかもしているのもあっていろいろなイベントにいらっしゃるので、僕も年がら年中お会いしている感じ。

おじいちゃんはとある日本のソフトウェアベンチャーのシリコンバレー進出の仕事を手伝っているらしい。その会社は、ビジネスの機軸を日本からアメリカに移そうとしておりシリコンバレーに進出することにしたようだ。しかしチームが存在しないこともあって、ネットワーキングで見つけたSおじいちゃんにCEOを頼んだらしい。というわけで、Sおじいちゃんはこれからチームを作るところらしく、僕にビジネス全般を見て欲しいということで話がきた。Sさんの下に日本から来るCTOが入って、3人でスタートアップすることになる。

で、そのビジネスそのものについては事情により詳しくいえないが、話をぱっと聞く限り、日本のソフトウェア企業でよくある「世界に展開するには根本的にビジネスモデルを作り変えないと成長は難しいタイプ」と見た。でも、新しいビジネスモデルへの転換さえ出来ればチャンスはあるだろう。

今の日本での成功モデルを作り変えるという時点でいかに現時点の技術が優れているかというのはあまり関係ない。勝負は、マネタイズ(現金収入化)しやすいビジネスモデルと、プロダクトデザインを含めたマーケティングができるか、に尽きる。こうなると、日本のビジネスの世界展開というよりも、イチからスタートアップするのに近くなる。詳しく考えると問題が山積みなのだが、新しいビジネスを立ち上げるというの自体は自分の成長的にはなかなか面白そうだ。

以前この会社の日本法人の社長とほんの少しだけお会いしたことがあったが、若く、まじめそうな印象だった。

こちらに内定をいただけることになったのもでかいが、実はそれよりでかいのが複数社から内定があるという事実そのものだ。何の交渉をするにしても「別の選択肢(BATNA)があるかどうか」が重要となる。「あ、そうですか、じゃあいいです」と言える事で交渉の主導権がこちらに大きく傾くということだね。ハーバードのネゴシエーションの授業で最初に学んだ、交渉の基本であった。

というわけで、結局就職活動はほとんどしなかったが、流れに任せていたところ手元にオファーが二つある状態。BATNAがあるのでぼちぼち交渉をはじめてもよくなった(どこに行くにしても二個目の内定がない間に真剣にオファーについて考えることはあまり有意義ではない)。とはいえ、ベンチャーの内定は回答期限が極めて短いので、すぐ決める必要がある。さあ、そろそろちゃんと考えてみようかな。

両方期限は今月中なので、10日かけてゆっくり考えよう。

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