Napa Valleyでぶどうジュースを飲む

10年前、交換留学でオレゴン大学でコンピュータ・サイエンスを学んでいたとき、僕の寮の部屋の正面に台湾人が住んでいた。彼の名前はJ。僕と彼は当時いつも一緒にコンピュータをいじったり、バスケットボールをしたりと、非常に仲が良かった。

そんな彼がたまたま近くに住んでいるので、再び一緒に遊ぶようになった。週末になるといつもお誘いのメールが届く。

そんなこんなで、いきなりNapa Valleyに一緒に行こうと誘われた。

僕はお酒が飲めない。

大学1年生のとき、つまり1995年に、ビールを一杯飲んだのが人生最大の量だと思う。飲むとどうなるかというと、体が震えだし、感情と関係なく涙が出て、体中がかゆくなり、頭痛と吐き気に襲われ、世界が遠のいていく。この世界が遠のくというのを説明するのは難しいが、例えば話しながら笑おうとすると、笑う神経を働かせるまでが遠すぎて努力しないと脳と体が連動しなくなる。ちなみに、病院で注射の際にアルコールで手を拭くが、これをすると肌が赤くなるので看護婦が平謝りして逆の手にアルコールじゃない消毒液を使ったこともある。

よって、僕は酒のことを毒汁と呼ぶ。飲み会のことは毒汁会と呼ぶ。いわずもがな、知らんやつと酒を飲むなどという拷問を受ける気は無く、これが合コンたるものに僕が一度も参加したことがないゆえんである。友達との飲み会であれば僕はオレンジジュースを飲んで楽しくすごせるが、知らん女性に払わされるなんてもう拷問である。ちなみに仕事でキャバクラに行くのを避けられないことがあった。隣に座った女性が下ネタで盛り上げてこようとしていたが、どうも仲良くするのが商売な人と仲良くなるというコンセプト自体が僕にはわからず、「ははは、しょうがないなぁー、うんうんそうだよね」的な返事をし続けるのも苦痛であった。そんなウーロン茶を飲んでいる僕に向かって、「ねぇ~お兄さん、このお酒、飲んでいい?」とか言って高い酒をもってくるのだが、「もう、君、かわいいからOK!」なんて僕が言うわけがないのである。僕にいえるのは、「お前もウーロン茶を飲め」ぐらいのもんだ。

しまった、また無計画にグチを書いた。ごめんなさい。

話を戻そう。と、いうわけで、お酒が飲めないけど、まあぶどうジュースでも飲めといわれ、ナパバレーに出発。Jの友達も3人。

ナパバレーに到着。テイスティングっていうの?それをするために、いろいろまわるんだけど、どこも噴水があったりしてお城みたい。

前から、Jの友達のトーマス、J、僕。ポーズに意味はない。

はしゃぐいい大人たち。

ちなみに僕が押している人に会ったのは今日が初めてですが。というか、蹴るなよな。

ほんとに、お城なんだよね。やっぱりテイスティングはお城だよねーって感じか?

テイスティングは僕以外のみんながしていて、あーこの毒汁は軽くておいしいとか、白い毒のほうがいいとか赤い毒がいいとか、なんだかんだ言っていた気がする。

でも、ぼくのぶどうジュースも、おいしかったよ、うん、たぶん。

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