Thanksgiving Home Party

今日はアメリカはThanksgiving(感謝祭)。アメリカ人にとっては、実家で家族と一緒にすごす特別な日である。みんな家に帰って、七面鳥などの料理をたっぷり用意して楽しく過ごす特別な週末なので、木曜日から会社も学校も休みだ。

そんな楽しそうな雰囲気の日なのだが、僕たちは日本に帰るわけにもいかないし、友達は実家に行っちゃってて遊んでくれないし、家でおとなしくPlaystation3の「龍が如く3」でもやろうかと思っていた。(基本オタクなもので・・・)

が、親もボストンにいるというHBSの友達のマットが親切にもご両親の家のホームパーティに誘ってくれた。彼の親はクレイトン・クリステンセンというけっこう有名なHBSの教授なので、いろんな人が来るパーティなのだと思って余裕で遅刻していったら、家族だけのアットホームなパーティに僕たちが三人という状況でした・・・。でも、クリステンセン家のみんなはとてもやさしくて、暖かく迎えてくれた。

すごい量のごちそうが。。。ママさんはいつも作りすぎるんだって。

クリステンセン家はモルモン教なのもあって大家族である(モルモン教は子沢山が多い)ので、行ったら子供だらけ!20人以上いたと思うが半分は子供。みんなでワイワイご飯を食べて、居間に集まって賛美歌を歌って、8歳ぐらいの女の子の弾くバイオリン(上手!)を聴いて、デザートをいただき、先生と皿洗いしながら日本のイノベーション戦略をどうすべきかという世間話をし、ちぇん太と他の子供で写真を撮ったりしながら、すごくアットホームなThanksgivingをすごす事ができた。

大家族の中で思ったのは、大人数だけど子供の割合が多い環境って楽しい!わいわいしていて、ばたばたしていて、未来の可能性にあふれたポジティブなエネルギーを肌で感じる。あと、家族がたくさん集まって仲良くしているっていいね。毎週日曜日にはこの家に遊びに来るらしいのだがみんなとても仲が良く笑顔がとてもリラックスしていて、とっても楽しそう。みんなクレイトン・パパをとても信頼しているのもすごく伝わってくる。こんな家庭を作れたら幸せなんだろうなー。

いやー、30過ぎてこういうのを見ると、これからの人生どうするか、考えちゃう。でも、とてもいい刺激になった。感謝!

余談1:遅刻した原因。家を出たら、マンションの目の前を、七面鳥が歩いていたんだよね。たぶん、野生の七面鳥がたまたま・・・。サンクスギビングに七面鳥が歩いてるのがネタ的に面白くてついちぇん太と一緒に記念写真とったりしてたら遅れた。ちなみにこのへんには野生の七面鳥が10匹ぐらいいるらしいのだが、保護動物なので捕まえて食べたら犯罪だそうです。みんな食ってるくせに。

余談2: 先生はシンガポールの国家戦略のアドバイザーをしていて、シンガポールをアジアのシリコンバレーにする方向でアドバイスをしている様子だけどこれは正しい戦略だよね。シリコンバレーの成功要因は海外の優秀な人が集まる多様性のある環境だったわけだが、日本文化は多様性と対極にあるし日本語ONLYの時点でアウトなので日本がアジアのシリコンバレーにはならないだろう。しかしせめて「クリステンセン先生にイノベーション戦略を頼もう」と思うだけの人が日本政府にもいてくれれば多少は追いつくのになあ。

まーそんな余談はおいておいて、今日は異国文化にふれた楽しくて有意義な一日でした。

Happy Thanksgiving!

4 replies
  1. tomokolea
    tomokolea says:

    皿洗いしながらクリステンセン氏と日本のイノベーション戦略をどうすべきを語るなんて、そうそう経験できないThanksgiving Dayですねー。笑

    七面鳥は、誰かに食べられそうになったヤツが逃げてきたのでは・・・。

    風邪、治ったみたいでよかったです!

    Reply
  2. ekusuy
    ekusuy says:

    はじめまして。日本の地方公立高校3年生のekusuyといいます。
    受験勉強の気晴らしに読ませていただいています。

    今年の夏まで一年間、交換留学でミネソタにいたのでThanksgivingは懐かしいです。日本にもこういうイベント要素のある祝日がもっとあってもいいのに。
    端午とか七夕の節句が、アメリカのクリスマスみたいにビジネス化されていないのを喜ぶべきなのかも知れませんが。

    >> 非正社員の若い人や、これから生まれてくる子供たちが夢を持てる社会を作らなきゃだめだよね。
    未熟者ながら同感です。
    受験生なので考えることは必然的に以下のようなことになるのですが、
    日本を内外に魅力のある国として再生することに貢献したい。
    それを仕事を選ぶ上で念頭に置くとしたとき、日本国外の大学に進学する利点はあるとお考えでしょうか?
    これだけだと漠然としすぎていると思うので、「日本国内で働きたい」としたら、どうでしょうか。
    現状では行けるかどうかはともかくとして京都大学の総合人間学部を志望していますが、万一滑り落ちて私立(早慶・MARCHあたり)に行くコストを考えたら、奨学金を受けてコミカレ→州立大、例えばアメリカに行くならですが、という手もありなのかなと思うのです。
    もしよければアドバイスをいただけたら嬉しいです。

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  3. yokichi
    yokichi says:

    tomokoleaさん

    確かにあまりないThanksgivingだよね!いい経験になりました。ただまあ、クレイトン先生が何をしている人でも、きっととてもいい経験だったと思うよ。僕は先生が人として好きなんだよね。いつも生徒の事を心配している人だし、とても勉強熱心な人だし、僕の友達にとってもいいお父さんなので「あるべき父像」を学ぶ対象だと思う。と、べた褒めしてみる。

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  4. yokichi
    yokichi says:

    はじめましてekusuyさん。

    僕だったらビジネスマンを目指すなら海外、政治家や官僚になりたいなら京大ですが、そもそも僕自身MARCHの明治大学しかいけなかったので、ekusuyさんにあまりいいアドバイスはできません(笑)。いやほんと、もうちょっと学歴がある人に聞いたほうがいいと思います。

    ただ、現実的にいい大学にいけないなら海外というのはわかるのですけど、京大と国外を天秤にかけるのは変で、「京大VSそれ以下」と「国内VS国外」は全く違う軸ですので整理が必要です。両方取りしたいなら、交換留学、編入、(アメリカの場合は)セカンド・バチュラー、修士など色々なオプションがありますが。

    僕なら国外に出ますが、それはまずどうせ日本の大学にいっても文系で勉強なんて普通しないですし、国際感覚など養われません。海外にでて、地球が意外と小さい事、日本という国が世界からどう見えているのかを肌で感じたほうが将来の為になると思います。それに英語ができる事はかなり重要ですしね。

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