Welcome Second Round Admits!

さっそく、Harvard Business School Class of 2010 (今年入学) のSecond Roundの合格者リストを頂きました。今年は、HBSの日本人合格者は少なそう。特に男性に至っては若干名という感じ。

かなりの倍率を勝ち抜いたであろう皆様、ハーバード・ビジネス・スクールへようこそ!また、本当にお疲れ様でした。これから入学までは人生でもすごくよい時間になると思いますので、楽しくすごして下さいね!

合格者が少ない分、まだ3rd Roundに入れるかもしれません。3rd受験生のみなさん、まだあきらめるのは早い!

あの人を超えろ

大学生のころ、アルトビジョンというインターネットベンチャーで仕事をしていた。場所は渋谷で、毎日のように終電の12:40まで仕事をしていた。

上司はしーばさんと言って、とても優秀で自信に満ちた社長さんである。当時の僕はまだビジネスの世界に入りたてで、今より輪をかけてパッパラパーだったので、しーばさんは色々なことを僕に教えてくれた。パワーポイント、エクセル分析といった技術面だけでなく、プロとしての心構え、徹夜で働く根性など、様々なことを知らない間に叩き込まれた。一方、僕がうまくできないことも多く、彼にはしょっちゅう怒られていた。機嫌が悪くなると、「っダヨ、使えねえなァ」とか、「古賀は凡人だからな」とか、色々なことを言ってくるのである。当時は反論こそしなかったが、かなりむかついていた。僕が、2001年にアルトビジョンを離れ、しーばさんが出身であるアクセンチュアの戦略グループに入った理由のひとつには、そんな彼に負けてたまるかと思ったから、というのもあったと思う。

あれからもう7年経つ。時々、「僕はしーばさんの力を超えられただろうか?」と自分に問うてみるが、いつになってもあの人を超えられた気がしない。では、少なくとも近づいているか、もうすぐ超えられそうかと言うと、あまりそんな気もしない。

だが、今思えば、あの人を超える日なんてそもそも来ないんではないか。悔しいけれど、それは結局僕の力がどうとかいう問題ではなく、彼に教わったものに感謝している時点で最初から無理なのかもしれない。

それでも、「駄目だな、古賀は」ニヤリとする彼を思うと、必ず見返してやると言わずにはいられない。

頭髪の重大さ

小学校のころの同級生であり、高校以来ずっとアメリカに在住しているというMikaさんというマイミクがいる。そんなアメリカ文化にかなり影響を受けている彼女の日記はしばしばエキセントリックであり、僕の中ではかなり楽しいわけだが、、そんな彼女の本日の日記のタイトルは「ハゲ」。うーん、人によっては非常にセンシティブなトピックに、あっけらかんと正面から切り込むこのタイトルに感服。

内容は、「男性が何故こんなにハゲを気にするのか良くわからない。別に髪の量が少なくなるのは自然な事なんだし、私は良いのではないかと思う」という主張である。ふむふむ、それは事実としてはそうだ。そこで別のマイミクちいこさんからまた秀逸なコメント。「女性が胸の大きさを気にするのと同じ感じなのかしら?」。確かに、異性が気にするから自分も気にせざるを得ない

理想的には、日本人女性が全てMikaさんみたいに許容性があればいいのだが、現実には「○○さんって急にふけたよね」とか「ハゲてる人とは結婚したくない」みたいな女性が少なからずいるのである。しかも、日本人は白人とちがいハゲる率が低い事と、日本の「ほかの人と同じであるべき」という文化があいまって、頭髪が薄くなるという事実の精神的ショックは計り知れない。

というわけで、そんな日本文化を踏まえ、アメリカンなMikaさんに、「ハゲと軽率に発言するのがいかに日本では許されないか」について、私の貴重な経験を通じ、肌で感じていただきたいと思う。

~~~~~時は遡り、1989年・・・

これは中学校のときの話です。子供のころからの僕のことを知っている人はわかると思いますが、僕は相当なイタズラ好きでした。おかげでよく職員室に呼ばれたりしていました。校長室に親と呼ばれて色々な先生にしぼられたこともございます。

これは、美術の授業のときの事です。僕は美術がかなり得意で、授業をまじめに聞くなんてことはありませんでしたし、実習中も自分の席にいることなど殆どありませんでした。そんな僕がひまつぶしに窓から外を見ていると、浮浪者が校庭をうろついているじゃありませんか。中学校に、なんて恐ろしい・・・。そして、しばらくして、そのとき授業の担当がなかったであろう校長先生、教頭先生と、もう一人(確か体育の先生)が、その浮浪者を必死に追い出しはじめました。

でも、校舎からその光景を見下ろしていると・・その・・・まるいハゲ頭が3つきれいに見えていて、ああ、なんか心が洗われる光景だなーと思いました。いや、正確に言うとちょっと面白かったのです。だから思わず、校庭に向かって大きな声でこう叫びました。

ハゲ! ・・・・と。

僕の友人O畑君は爆笑していました。

その日はそのまま家に帰ったのですが、翌日学校に来て見ると大変なことになっていたのです。朝の先生の話。「昨日の授業中に、ハゲと叫んだ生徒がいる。校舎の西側なので、そのとき授業があったのは君たちのクラスか○年×組だ。叫んだやつは、今すぐ出て来い!」と。僕のいたずらはO畑君しか知らないので、とりあえずイタズラのプロとしては知らん振りをしてみました。O畑君は休み時間に、「ねえ、大丈夫かな・・・」ととても不安そうにしていました。

しかし、ハゲ問題は僕が想像していたよりも深刻らしく、どんどん話が大きくなっていったのです。ついに先生が「コラァ!誰も名乗りあげないなら、お前ら全員ビンタだぁ!!!」と言ってきました。

友人をダシにつかうとは、なんと卑怯な・・・(お前が言うな、という話ですが・・・)。そこで、僕は仕方なく名乗り出ました。「先生、僕がやりました。申し訳ありませんでした。

ひと悶着あったあと、僕はまず3人の先生に、謝罪して回ることになりました。「ハゲと言ってごめんなさい、ハゲは悪いことではありません、今後はこのような事は一切いたしません・・・」と。しかし、なぜか僕は、そこにいなかったハゲ(かけ)ている先生にも謝罪しに行け、と言われたのです。怒られている僕は逆らうすべもなく、ハゲていると言えそうな先生を適当に選んで謝罪しに行きました。僕は、特に、音楽のN里先生(怖い)との間にあった微妙な空気を今も忘れません。

僕 「先生、僕は頭髪が薄くなっている先生に謝罪しろといわれて来ました。僕はこれから、人にハゲと言ったりはしません。軽率な行動をして、申し訳ありませんでした」

N里先生 「え?あ、ああ・・・うん、いいよ・・・」(なぜ、俺んとこに来たんだお前は・・・俺がハゲているからか・・・)

ちなみに、別に気分を害していなかった人が、謝られた事で気分を害しているのを見たのはあの時だけです。

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Mikaさん、というわけで、ハゲと軽率に発言するのがいかに日本では許されないかがわかって頂けたら幸いです。もし僕がこの時、先生に対して「ハゲているなんて気にすることないよ!」と、君のようにさわやかに主張していたなら、動かなくなるまで殴られていたと思います。

Network effect and Ladies Night のオチ(?)

先生が授業中に言ったのは、

「私も答えは知らないが、ある生徒が以前こういった。

男にとっては(女の)量が重要で、女にとっては(男の)質が大事なのだ、と。」

つまり、お金をもった男性は、無料につられて女がたくさんきている(量)ところに寄り付く。そして女は、高い酒をおごってくれる男が好き(質)。そして高い酒をおごってくれる男がくるから、さらに女が行く・・・ということらしい。

まあ、本当かどうかは僕もしらないけど・・・。もしこの組み合わせが本当だと、本能に従えば、「質の高い男×大量の女性」の組み合わせが残されるので、質の高い遺伝子が大量に残る、というシステムになります。こうなると、男が優位なようにも思えるけど、唯一遺伝のメカニズムから取り残されるのは、男(質の低いほう)となるので、全体としては女性が優位にも思える。さあ、どうなんだろうね!?

Network effect and Ladies Night

先日のおばさんの話でも出てきた「Managing Networked Business」の授業での話。

Ladies Nightとは、そのまま言えば女性が優遇される何らかの夜のイベントを指している。例えば、いわゆる「女性は入場無料」のバーでのイベントとか。あえて女性だけ優遇するというのは、単に女性がネットワーク・エフェクトを拡大させる重要な要素だからである。つまり、夜のバーに若い女性がいっぱい来れば、男が集まってきて喜んで女性に高い酒をおごるので、女性も喜んで来るし、店としてもハッピー。というのを踏まえて、昨日の授業での教授からの質問。「なぜMen’s nightではネットワーク・エフェクトは成立しないのか?」

うーむ。確かに、こういうことはいろいろなところに見られる。ソーシャルネットワーキングサービスにおいてのMixiの勝利にも関係があるのではないだろうか。僕は最初、Greeしか使っていなかった。そのころはGreeはMixiよりもユーザー数が多かったので友達が簡単に見つかるから・・・というネットワーク・エフェクトの基本セオリーからだ。しかも、実は2つのサイトは機能面ではほとんど同じだったので、僕はMixiに乗り換えるつもりはなかった。しかし、結局みんながMixiに移動してしまったので、Mixiが中心になってしまった。なにが違ったのか?今思えばGreeはウェブのデザインも青が基調の男向けであったし、実際に見つかるのは男の友達ばかりだった。一方、Mixiのウェブサイトの色・ロゴ・入り口ページのデザインなど、どこをとっても明らかに女性向けにデザインされていた。そして、女性を中心にユーザーを伸ばしたMixiは、結局男性のユーザー数でも、Greeを超えてしまった。

なぜ結局、女がいるところがネットワーク効果の中心となるのか?単に男がエロいという話もあるわけだが、女だってある程度は男を求めているはず。では、本能的に男と女が相手に期待するものにどのような違いがあるのだろうか?

スノーモービル

週末、セクションのみんなとスキーに行ってきたのだが、はじめてスノーモービルなるものを体験してみた。面白かった!なお、うちの奥さんはスピード狂だということがわかった。

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NBA観戦

去年見に行ったときはピアスが一人で奮闘しているという感じだったけど、今年はケビン・ガーネットとレイ・アレンを加えて大躍進!去年はあんなに弱かったセルティックスが、今はブッチギリでNBA1位!

レッドソックスの優勝もうれしかったけど、バスケ好きの僕としてはセルティックスがついに返り咲いたのはうれしいなー。ラリー・バードが引退してからというもの低迷していたけど、僕がボストンに来た今になって急に盛り上がっているのは、とてもうれしい。

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つかみ男

僕の週の前半の時間割には、一コマ空きがあるので、いつも教室の横の自習スペースで、学食で買った手巻き寿司を食べながら勉強する。寿司のお気に入りは、サーモンとホワイトツナ(実際にはツナといってもマグロではなく、バラムツという深海魚。有害として日本では売買が禁止されているが、うまい)である。今日もいつもどおり、サーモンとホワイトツナを食べながら、ルンルンと次の授業のケースを読んでいた。

すると、自称中国人のおばはん(30代後半ぐらい)が登場。「エクスキューズミー?」

話を聞くと、どうやら授業中に勝手に教室に入り込んだらしい。「授業を受講するために来たのに追い出された(当たり前!)のだが、どういうことなのか。自分はナントカという町から来た、その学校で中国語とビジネスを教えているのだから、受けてもいいはずだ、私は教授に教えることがあるはずだ」みたいなことをずっと言っている。しかも途中で中国語を織り交ぜて話しかけてくるというすごさ。会話開始直後から、ハテナマークが僕の頭上に大量に浮きはじめ、一分後には僕の中での意味不明度はマックスに到達。

「受ける授業を決めるからシラバスを見せてくれ」といわれた。「学生じゃないのに、受けられないと思いますけど・・・」というと、「なぜですか?」と聞いてくる。とりあえず何から説明していいのかわからんので時間割を見せてあげた。すると、ビジネス用語がわからないらしく、質問攻撃が始まった。。「Managing Networked Businessという授業は何ですか?」「それはネットワークエフェクトをベースとしたビジネスの授業ですよ」「ネットワークエフェクトって何ですか?」「(ビジネスの基本用語なんだけどなー?)いや、プラットフォームを使う人が増えると相乗効果があるというビジネスの話です」「たとえば?」「ソーシャルネットワーキングサービスとか・・・。ごめんなさい、勉強してもいいですか?」「そういう授業で使う本はどこで売っていますか」「いや、ケースなので・・・」「ケースって何ですか」「こんな冊子です・・・これをディスカッションして授業が進みます」「ええっ、ディスカッション?じゃあ何か言わなければならないんですか?私の成績はどう決まるんですか?」「ええーっと。あなたの成績が決まるというか・・・。学生の成績は授業での発言とファイナルで決まります」「授業の発言って何ですか?」「いや、発言内容の質で成績の半分が決まるんです・・・、すみません、勉強してもいいですか?」「ええー!じゃあファイナルはどうなるんですか?」「ケースを読んで、あなたならどうしますかという質問に答えるだけです」「ええっ、そんなのなんですか。いったい授業料はいくらですか」「高いですけど・・・」「私は授業を受けたいだけなのですけど?」。

なんだこのおばはん!?かみついたスッポンのごとく、離れない。勉強してもいいですかと何度も言ってみるんだが、「あっごめんなさい」といったん向こうに行くものの、すぐに「あーそうそう、ちなみに、どうやったらHBSに入れるんですか?」みたいなおもーい質問を持って再登場してくる。先日ファミコンのスパルタンXというすばらしいゲーム(今発売したら間違いなくクソゲー)を友達とやったが、そのゲーム内で、弱いのに大量に現れ続け、くっついては離れない「つかみ男」を思い出した。ちなみに、くっつかれると徐々に体力が減り、死に至ります。

089.png (c) Nintendo
左がつかみ男。「つかむぞー」という風に手をあげて大量に現れます。パンチとキックでどんどん倒します。なお15人目をとび蹴りで倒すと高得点(5000点)ですがそれは本日記とは関係ありません。

x.jpg (c) Nintendo
しばらくつかまれると体力がゼロになって死にます。

結局30分ぐらい時間を使うことになった上、倒しては現れる彼女の攻撃のためにケースに集中できず準備が進まなかったため、次の授業で発言することができなかったのは言うまでもない。

SAVE OUR DIRECTORS

2008年1月末に、僕がオレゴン大学に交換留学でいたころ(1998-1999)にお世話になった、国際交流センターのディレクターが、新しく来たばかりの責任者によって、理由も公開されることなくクビにされた

オレゴンの新聞によると、以下のとおり。

For undisclosed reasons, two long-standing directors within the Office of International Programs will not have their contracts renewed. The dismissals have launched an outcry among students, and faculty are hesitant to discuss them with the Emerald.

The employees are Magid Shirzadegan, director of International Student and Scholar Services, and Kathy Poole, director of Study Abroad Programs.

Provost Linda Brady is prohibited by law to release any details pertaining to the directors, but she did say she thoroughly considered the decision and is confident it is the appropriate one.

おそらく、新しく来た責任者と、方針が合わなかったためにまとめてクビにされたんだろう。ここまでなら、よくある話だ。しかし、話はここでおわらない。クビになった二人は、僕たち留学生たちにものすごく優しくしてくれていたので、すでに卒業している僕たちInternational studentの卒業生たちはまとめてキレたのである。

僕たち卒業生たちがここまで怒ったのは、単にディレクターへの感謝の気持ちだけではない。そのディレクターたちの方針を否定することは、彼らを信じてオレゴン大学のためにいろいろな活動に打ち込んできた僕たちを否定することであり、ひいては僕たちの愛するオレゴン大学の文化を否定することにつながったからだ。「絶対に彼らをクビにはさせない。ディレクターは、自分たちが守るのだ!」ということで、卒業生たちがオンラインで集まった。その中で、僕ももう10年近く交流すらなかったなつかしいメンバーとの再会などを交えつつ、International Student Associationのコアメンバーを中心とした怒涛の抗議が始まった。

上記のニュース記事のコメント欄には怒りのコメントが連なり、今回の意思決定に抗議するウェブサイトまで立ち上がり、アメリカのソーシャルネットワーキングサイトであるFacebookに立ち上がった“”SAVE OUR DIRECTORS MAGID @ KATHY””というグループには数百人の卒業生が集まり、学長への抗議のメール送信、署名活動、新聞記者へのコメント、募金中止の呼びかけなど、などあらゆる手を使って、今回のクビという意思決定の信憑性を厳しく問いただし続けた。”

その結果、先ほど、「オレゴン大学がディレクターのクビを撤回した」という正式な知らせが!やった!ああ、よかったなぁ、と、メールを見つめてひとりにっこり。

一方で、こう思う。大学職員がクビになるなんて、ある意味ありふれた出来事だ。でも、情熱をもってしてきた小さな行動の積み重ねが、すごい力を生み出したんだなあ、と実感した。情熱なんてありふれた言葉だけど、しっかりと行動に移すことができれば、僕たちも、すごい何かができるのかもね!