2006年10月アーカイブ
ないんだよ。
こってりしたラーメンがないんだよ、ボストンには。
88超級市場という激しい名前のアジア食品スーパーのフードコートにはケンラーメンというラーメン屋があり、なかなかいいのだが、こってりしていない。油だ、油が足りない。まあ、ニューヨークまで出かければいいラーメン屋も寿司屋もあるんだろうけど、そのためだけに行くのは面倒だ。
こちらでは、好物である牛タンが実は日本よりよほど安く手に入る。あと手に入らない好物は、寿司のエンガワと、こってりしたラーメンだ。ボストンはシーフードの質が良く、寿司はおいしいから、エンガワはいいとしよう。それにエンガワも、ヒラメから買えば入手できなくはない。ただ、昔から、仕事に疲れたらラーメンを食べて気合を入れてきた僕としては、こってりしたラーメンがないのが苦痛なのである!じゃんがらラーメンのぼんしゃんとか、目白の丸長のつけ麺とか、天下一品のこってりとか、食べたいなぁ。
というわけで。
日本から、持ってきていただきました。天下一品のラーメンお持ち帰り用6食入り。パチパチパチパチ。

食べてみると、ちゃんとお店と同じ味がするではあーりませんか。あーこれだよこれ!!!この、こってり感!!!ジャンクフード万歳!!!
ちなみに写真は二食目だから。具がなくなっても、スープだけで、つけ麺にして食べているんだから。悪い?
あー、あとは、肩までつかれるお風呂に入りたい。アメリカに来て、日本人のアイデンティティは、消えるどころか燃え盛らんばかりなのである。
ここ最近日記の更新が遅れてしまった。それもそのはず、中間試験とケース・スタディの嵐で、生きるのが精一杯の毎日だった。まだ中間試験の最中だけどね。
スケジュールを見ると、絶対殺す気だよコレ!と思う。先週は、3ケースの日が3連続で、3ケースの日は授業は夕方の3時から5時に終わる。そこから勉強なので、朝3時ぐらいまで翌日のケースの予習をし、そこから朝方にかけて試験勉強をするという状態。といっても4時間は寝ないと体がもたないので、ケースの準備は力を抜きながら、なんとかやり過ごした。
いやあ、とりあえず半分終わっただけでもハッピー。なんだかんだいって、結構大変だったなぁ。
「寝なくてもいい体力と集中力が持続する精神力がほしい」とつくづく思った。でも自分でも面白いのは、「時間がもっとあったらいいのにな」と思う一方で、「早く時間が経って試験が終わらないかな」とも思う。この微妙なオトメゴコロ!
大変だなあ、と思うときもあったけど、コンサルタントとして仕事していたころに比べたらはっきり言って楽なもんだ、と気楽に考えるようにしている。
忙しい時期は、毎日朝3時から5時ごろまで仕事をし「最近明るくなるのが早くなったな」とタクシーの中から空を見て、2時間ほど寝てから8時に家を出るというのを繰り返していたが、今は4時間は寝られるので体力的にも楽。それに、クライアントの期待を上回る戦略を追求し続ける精神的プレッシャーに比べたら、「自分で責任とればいいんでしょ?」と平和ボケしていても平気なので精神的にも楽。
いやほんと。戦略コンサルタントになりたい方、それなりに覚悟しましょう!(笑)

うちの前の木。本当は昼間に紅葉の写真を撮りたいのだが、なかなか時間がとれず。
なんと、実家の戸棚の奥に30年以上前に僕宛に書かれた手紙が見つかったという。そんなものが存在していたということも父は忘れてしまっていたらしい。父は、「面白いものがあったぞ」という感じで封筒の中身を取り出して見せた。
「これは、お前の名前を山口喜久一郎さんがつけたときの手紙だ。」
実は、僕は自分の名前を誰がつけたのは知らなかった。名前の意味もよく知らない。子供の頃、誰かがつけた、だけど昔の人なので古臭い名前になった、その人は僕が小さいときに亡くなった、と聞いていた。その人が誰かなんて知らなかったし、母親が「自分の子供なのに名前もつけさせてもらえなかった」と嘆いていたので、僕にとってはあまり思いいれのある名前ではなかった。
それが、どうも僕の名前は祖父の兄である山口喜久一郎さんがつけた、というのだ(ちなみに、おじいさんが婿入りして古賀姓になっているが、もともとはうちは山口の家系)。彼が僕の親戚であることは知っていたが、名づけの親であったことは知らなかった。ちなみに、防衛庁長官だった中西啓介氏は、うちの家系で秘書をやっていて、うちの家系と結婚した人なので、ぼくの直接のおじさんである。
インターネットで調べればわかるが、山口のおじいさんは、国務大臣や衆議院議長などを勤めた政治家であり、本で読むかぎりは豪快な人であったようだ。会った記憶もない、そんな破天荒な祖父の兄が30年前に書いた僕への手紙が、今になって届いた。
問題は、読めないんです。
ひとつは、そもそもなんて書いてあるのかわからない。もうひとつは、読めても昔の言葉なので意味がわからない。国語力がないので・・・。
というわけで、誰か、読むのを助けてもらえませんか。というわけで、ここに載せてみます。ただ、大体わからないでもない。
どうやら、僕が活躍する世代には階級が消滅し、官僚ではなく経済力が権力に代わる実力の時代がくる。そういった新しい時代において、広い心を持ち万人に愛され幸福な人生を満喫するという事を望んで洋吉とつけたようだ。
志を高く持ち、忍べ、というのが、彼の僕へのメッセージだということだけは、わかった気がする。 山口のじいちゃん、お望みの通りなのか、毎日夜中まで勉強している「忍」の毎日です。でも、自分の「忍」耐力のなさ、未熟さを毎日のように痛感する毎日だから、まだまだこれから。
しっかりと志を高く持って、気を引き締めていこうと思うよ。
僕の両親と、妻の両親がいっぺんにボストンに来た。9日間あったので、比較的ゆっくりできただろうと思う。幸い、今は晴れた空がとてもさわやかで紅葉も本当に美しい、ボストンでは最高の季節なので、気候も楽しんでくれたんじゃないかな。
といっても、皆さんは遊びに来ただけじゃなく、僕たちのボストンでの生活がどのようなものか、僕たちが元気にしているかを見に来てくれたのだ。僕は勉強であまり時間がないけど、せっかく来てもらったこともあって、ついつい勉強そっちのけで話し込んでしまった。けれど、なんとか勉強にも支障なく過ごすことができたと思う。
平日は学校を案内したり、近所のスーパー(Shaw's)や近くのショッピングモール(Watertown Mall)で買い物してもらったり、ボストン美術館を見てもらったりした。週末は僕も一緒に動けるので、一緒にボストンを観光した。お昼はQuincy Marketのにぎやかな雰囲気を楽しみ、名物クラムチャウダーを食べる。お昼はボストン名物Duck Tour(水陸両用車)で、ボストンの観光名所をまわりチャールズ川を周遊した。夜はLegal Seafoodでこれまた名物の牡蠣やロブスター、チャウダーを満喫した。ちょっと歩きすぎて、へとへとになっちゃたけどね。
後半には、サザンアイランドとナイアガラの滝を見て回るツアーに一泊二日で行って頂いた。天気も最高で、スケールの大きな紅葉もとても良かったとのことで、すごく楽しかったと言ってもらえた。うーん、よかったよかった。
でも、僕の父親が最も楽しんだのは、実は僕の授業を参観をしたことだったようだ。世界から集まった学生たちのディスカッションを見た事や、教授と話し握手できたことをとても良い経験だったと言ってとても喜んでいた。根っからの経営者である父からすると、息子がハーバードの学生であることを誇りに思ってくれているのだろうね。それがすごいことなのかどうかはおいておいて、喜ぶ父を見て、30歳になってようやく親孝行のひとつもできたのかな、と思う。日本に帰って、ハーバードのシャツを着て、幼馴染みの悪友たちに「息子の授業を見てきたぞ」と自慢する父の姿を想像すると、なんだかおかしくて笑ってしまうのだった。
ボストン旅行、お疲れ様でした。

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